書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本棚が空になりそう

もの置き場と化していた本棚を整理しています。不要なものを捨て、必要なものは段ボール箱へ。

そう、必要なもの、だけども滅多に使わないというかここ25年、私は使わなかったものをどうやって保管しようか悩んでいたのですが、段ボール箱へ入れて倉庫行きとすることにしました。この先10年手付かずなら、思い切って廃棄しても良いでしょう。後は捨ててはいけない気がするマニアックな書物が残るぐらい。

そんなこんなと片付けていると、どうやらこの本棚は不要になりそうです。なんの飾りもない、素人がDIYで組んだのだろうかという本棚。面取りできてるのかな、というような見栄え。そして、収容物の重みに耐えかねて沈んだ棚板。

師匠はまだ取っておきたいようでしたが、住職の権限で廃棄することにしました。本棚としてはもう使えないほどに傷んでいるし、これを何処かに取っておいたら、結局また中に何かが入れられてしまう。しまう場所があれば、物は増えていくものです。それはまずい。

ここで思い切って廃棄すれば、少なくとも本棚一個分のものの増加は防げます。

本棚に並んで、これはちょっと飾りもついた木製の書棚と、スチール製の書棚がありますが、こちらも移動を迫られていました。狭い通路に無理やり並べられていたのですが、この通路、晋山結制の時にはちゃんと通路として使うのです。これらの書棚を動かさないと、通路として機能しません。

どこへ動かすか、こちらも大きな悩みだったのですが、この通路に接続している廊下が、幅が180cmあります。1間ですね。こちらも苦労して、何も物が置かれていない廊下にほぼなっていたのですが、その廊下に邪魔にならないように配置することにしました。廊下に何もないとスッキリしていて気持ちがいいのですが、その一方で、ここは庫裡から本堂に繋がる廊下。法要に必要なものをいくつか一時的に置いておく場所も欲しかったのです。書棚の上をきれいに開けておけば、ちょうどその用を足してくれます。

なんて良い具合。

思い浮かんだ瞬間にメジャーを持って、小走りに書棚と廊下のサイズ間を確認しに行ってしまうほどでした。嬉しかったんですよ。3個ある口内炎も治るんじゃないかというぐらい。

これで懸案だった通路の片付けに目処が立ちました。一部屋丸々片付けなくてはならないところは、倉庫が片付いたのでそこへ移せば良いだけですし、これで全体の片づけにも目処が立ったかな、というところ。

準備準備で頭がいっぱいでしたが、今月後半に、役についていただいたお寺さんに集まってもらって、儀式の練習をする日があります。専門用語では習儀といい、この辺りの地域では「ならし」と呼ぶことがほとんどなのですが、その習儀、基本的には首座さんの練習状況の確認となります。住職については大体できるでしょ、という具合であまり重要視されません。

ということはですよ。あと2週間ぐらいで自分の分は練習しておかなきゃならないんですよ。すっかり忘れていました。どうしよ。

大体わかっているつもりですが、もちろん完全に頭に入っているわけではありません。唱える文言も暗記しなくちゃないし。スラスラ出てこないとカッコ悪いですから。

ToDoリストに入れてなかったんですよね。でも、今の段階で気がつけてよかったです。何も練習せずに習儀の日を迎えるところでしたよ・・・

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