書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

そんなことを言っているから委員になってしまう

先日ちょこっと話題にした湖西市の中学校再編問題について。

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こんな日記を書いていたせいか、湖西市立学校再編検討委員会なるものへのお誘いをいただきました。こういうものはなかなか成り手がないもので、推薦者になるのかな、困ってらしたので引き受けました。来年度まで含めて全部で6回ぐらいの会合だということなので、なんとかなるかなぁ、と。

何日をもって正式に委嘱されるのか分かりませんが、初会合の日までに私が犯罪を犯しでもしない限りは、無事に委嘱されるのではと思います。委員会が動き始めたら、この日記で書くこともあまりよろしくない話題になるのではないかと思うので、今のうちに委嘱されるという旨を公表しておきます。お檀家さん向けですね。

この問題は、かなり難しいです。このまま若年人口が減り続けるのであれば、中学校の合併は既定路線です。我が母校の生徒数は今ですら多様な活動をするためにはギリギリ。部活動の種類もわずかですから、生徒によっては物足りないと感じていることでしょう。一方、入部が強制では無くなったので、学外のクラブ活動へ参加する動きも出てきています。過渡期です。

合併すれば通学距離が大幅にのびる子達がたくさん出てきます。維持管理費が減る分で、スクールバスの運行とかができればいいですけれど、受け入れ側の校舎のキャパシティに余裕があるかとかも考慮して、合併時期を決めなくてはならないでしょう。

そうなると一旦方針の決まった小学校の合併も、再考の必要が出てきます。合併したところで300人に満たない小学校であれば、さらに合併をして1000人近い規模にした方が良いのかもしれません。私の母校小学校は湖西市内でも田舎にあるにも関わらず、600人以上いました。教職員も集中させることができるので、教育環境も向上するかもしれません。

少人数学校なりのメリットももちろんあります。私の頃とは先生と児童の距離感が全然違います。今はとても近い。羨ましい。中学に上がってもそれは同じです。今の子供達の人数をキープできるのであれば現状を維持して問題ないのではとも思いますが、減り続けることはほぼほぼ確定しているわけで。

湖西市も工場用地を増やしているので、人口が増える流れを作ることは不可能ではありません。半導体工場を誘致できれば人口爆発間違いなしなのですが。台湾から来る熊本の工場は給与がかなり良いらしく、私も勤めたい。

私が参加させてもらった今までの会合は、どれも先細り前提の中でどうもがくか、というお題でした。簡単に言ってしまえば。高度成長期のような、どんどん発展していく社会状況で、さらに発展させるにはどうしたら良いかという、そういう会合に参加したかったものです。

政治家が元気を失っていく理由も、ちょっと分かるような気がします。

働く環境と、子供が育つ環境、それらが魅力的であれば、勝手に人は集まってくるようにも思います。子供が育つ環境として、大人数の学校が求められているのか、少人数の学校が求められているのか。公立学校ですから教育の中身には差が出ようがありません。ちょっとは違いがありますけど、そのために通学エリアへ引っ越そう、というほどに特色を持たせるには公立の枠組みの中では難しいんじゃないかな。それよりも、人数による差の方が大きいと思います。

委員に委嘱されるにあたり、私に一体何を求められているかさっぱり分かりませんが、せめて、前向きな未来を想像しながらの議論ができるように、頑張ろうと思います。

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