書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

小規模研修会

超若手だけで集まって、近々予定されている法要の予習を行いました。私が最年長です。僧侶の集まりとしてはかなり若い。

法要の内容自体は難しいものではありませんが、この近辺ではあまり行うことがない法要であり、その数少ない機会もコロナ禍で失われていたので、最近和尚になった若手にとっては初めての機会になるんです。一度でも経験すれば、あとはその時のことを思い出しながら、そして次第に他の役のことも勉強していけるようになるのですが、一番最初はやはりなかなか大変です。

その大変さを少しでも和らげるための研修として、本日開催。

研修自体は問題なく終了。ひとつひとつの動きは今まで経験してきているはずなので、そんなに大変な法要ではないと分かってもらえたんじゃないかな。コロナ禍にあっても、晋山結制を正太寺でも、隣町でも行っています。最若手でもそこへは随喜していますから、そこで体に染み込ませたものが役に立つと思います。

研修後、しばらく歓談タイムとなりました。こういう機会にはつきものです。私も嫌いじゃない。いつまでも喋っていたいと思う時もあります。飲み物など、必要と思うものは持参するようにしましたので、解散時間が遅くなっても会場提供寺院にはあまり負担はかかりません。

そして、こういう機会に、年長となる年代の方々が、イキイキと喋っている理由が分かった気がします。

楽しいんですよ。若手のうちは何かと気を使うことが多いですが、自分が年長側になるとそうした気遣いも無用となり、誰に遠慮する必要もなくなり、その気になれば好きに喋れるんです。楽しい。

ただ、楽しいと思いつつも、若手のうちはそんなに楽しめない人がいたことも忘れないようにしないといけません。ある程度で切り上げるように。私は経験談を聞かせてもらえるうちはの楽しんで聞いていましたけれどもね。同じ話が何度目かになると辛いですが、初めて聞く話は色々と役に立ちました。

私はそういう話ができているだろうか・・・

その点だけがちょっと心配になった帰り道でした。次はもう少し考えてしゃべろう。

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