書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

HHKBの音を聞きながら

毎日日記を書いていると、苦痛に感じることも少なくありません。思いつかない。書いている間に寝てしまう。これを書く時間を他の仕事に回せばどれほど効率がよいか。(実際に日記を書かないで仕事をすると捗ることも多々)

とはいえこの日記、だいたい夜に書いています。8時〜17時を就業時間とするならば、完全に時間外です。その時間をさらに仕事に充てようという発想がすでに間違っているともいえます。

それほどまでにマイナス評価をすることのあるこの日記ですが、これを書いている時間が近年では唯一楽しい時間とも感じています(仕事と位置付けている範疇では)。

お気に入りのキーボードのHHKBの音も好きです。自分の打鍵音が気持ち良いのですよ。そう思わせてくれるHHKBに乾杯。

字数制限もないので、好きなだけ書けます。短くなることもありますが、放っておいたらいつまでも書いていたくなります。締めるのが苦手なのです。書いている間は締めなくて良いのです。だから書き続けるのです。頭がおかしいかもしれません。

息子は夏休みの宿題に、原稿用紙に4枚半の何かを書かなくてはならないそうなのですが、まだあと残り3枚と言って苦戦しています。4枚半で1800字。そんなに多くは感じません。この日記はよく2000字を超えています。不幸にも読み進めてしまった方々、つまらない文章をそんなにも読ませてしまって申し訳ありません。

そもそも仕事として日記を書き始めたのは、何かしら文章を書いていたいから、でした。収入に繋がることのない仕事ですが、それでも、檀家さんに読んでもらえれば多少なりとも私の人となりを伝えられるし、たまにはわざわざ仏教の話として取り上げて伝えられるし、僧侶としての役割を幾ばくか果たせるのではと考えているので、続ける価値はそれなりにあると思っています。

コラムニストとして名を馳せた勝谷誠彦さんが、本業とは別に、毎日「勝谷誠彦の××な日々。」という日記を書かれていました。その後有料メルマガに移行し、それまで1000文字ほどだった内容を平均4000文字に増やして毎日欠かさず配信されていたようです。私はお金払えないので無料の時代しか知らないのですが、どんな環境下でも、自身の状況がどんな状態でも、とにかく毎日更新を続ける姿はまさにプロ中のプロと感じていました。

毎日と言ったら毎日なんです。そういう力強さがありました。

私はというと、毎日更新というのはなかなか続けられず、後から追いかけて更新したりしながら続けてきました。ここ数年は確かに毎日更新と言える状態もあったのですが、この1年は更新出来ない日がいく日も出てきてしまいました。有言実行とは、とても難しいものです。

それでも、私は文章を書くのが好きなのでしょう。やめる気にはなりません。手書きは大嫌いです。パソコンのある時代でよかった。

残念なのは、文筆家としての才能がなかったことでしょうか。文章を書いてお金にすることができれば、どれほど助かったことでしょう。

自分の用意した舞台でしか、文筆欲を発揮する機会がないというのは、とても残念なことです。目立つのは好きではありませんが、この分野でだけは、目立つ方法を見つけたかったなぁ。小説を書き上げる能力があれば、ワンチャンあったかもしれない時代に生きてきたのに。

ともあれこうして人の目に触れる場所に自分の文章を出せるというだけでもありがたいことです。インターネットがなければ、いくら書いても自分のノートに溜まっていくだけだったはず。いろいろありますが、良い世の中です。

死ぬまでこうして、好きなことを書き連ねられていたら、嬉しいなぁ。

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基本的に毎日書いてます。 何か共感できる内容がありましたら、ぜひSNSでシェアしてください。喜びます。
noteも結構書いてます
Bloggerにブログも書いてます。こちらは数日置き更新。「もばいる坊主