書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ワイヤレスマイク問題勃発(随分遅い)

古い規格のワイヤレスマイクが使えなくなるということを、今更知りました。2005年には法令が改正されていて、当初の予定であれば2021年には使用が禁止され、所持しているだけでも罰則がある、ということのようです。所持に関しては解説サイトでも「罰則対象となる恐れがある」という表現もされているので、解釈次第なのかもしれませんが、今はまだ原文にはあたっていませんのでなんとも。

この件、全然知らずにいまして、たまたま新型コロナの感染拡大の影響で、施行が延期されているので違反にはならずにいました。期限を定める際にはあらためて発表があるでしょうから、しばらくは総務省の当該サイトに注目しなくてはなりません。

そして当然のように、正太寺で使っているワイヤレスマイクは旧規格です。この場合にどうしたら良いかという、買い替える以外の選択肢は、ワイヤレスマイクを使わない、という選択肢しかありません。

スティックマイクにピンマイク、そして受信機。この三つをメーカー変えずに現行品で買い替えると(TOA製)、実売価格ベースでざっと20万円かかります。

困った問題が発生していまして、最近、ノイズが乗るんです。昨年の晋山結制の時にも気になりましたが、私が入院中に行ったお盆の山門施餓鬼の際にも随分とノイズが乗ってしまっていたようで、なんとかしなくては、という状態でした。

ワイヤレス、つまり無線ですので、原因は様々考えられます。本堂で飛ばしているWi-Fiの影響か、とか、他にも無線を利用した機器があるので、それの影響かもとか。また、単純に機器が古くなってきていることが原因の可能性も捨てきれません。今回の場合はどのマイクを使ってもノイズが乗るので、受信機かな?

法律に対応できない旧規格のものを今更修理をしてはくれないでしょう。新規格の受信機に買い替えるということは、マイクも新規格のものに買い替えるということになります。結局のところ買い替えになるという、これはなかなか由々しき事態。一度に二つの問題が片付くと考えれば、良い事態かも・・・

いや、買い替えた後でもノイズが乗る可能性は十分に残っています。機器の問題であるならば買い替えで解決しますが、電波環境の問題であれば、そちらの対処が必要です。

こうしたノイズ問題への一つの解決策として、デジタル化というものがあります。詳しくは見ていませんが、おそらくは電波にして飛ばす前にデジタル化し、受信機が復号するのでしょう。これならば、ノイズが入る場所は受信機からアンプまでの経路に限られます。ここは有線ですから元々ノイズに強いし、ノイズの原因から保護する対策も取りやすい。

デジタル化する際の唯一にして最大の問題は、アナログ機器に比べて受信機が10万円プラス。マイクが5万円プラス。実売価格でざっと35万円ほどになります。とにかく高い。業務用機器ですから高いのはしょうがないのですが、それにしても高い。

でも長い目で見れば、ノイズ問題がついてまわるアナログよりも、ノイズについてはあまり問題の出ないデジタルの方が良いに決まっています。その金額が一気に用意できないのが辛いところで。

まとめて買う必要はないので、お金のある時に1つずつ買っていこうか。いやしかし、高いなこれは。

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