書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

講師のようなものをしてきた

地元のお坊さんの青年会の研修会の日。講師のようなものをしてきました。

自分が副会長でもあります。その青年会で、連絡手段をデジタル化しようと試みています。必要なのは、会員の協力。その協力を得るために、具体的なやり方の伝授をしてまいりました。

メーリングリストへの登録。そして発信されたメールの確認をして、その中にあるアンケートフォームへの記入。

その上で、自動集計されたアンケート結果(今回は仮想の研修会への出欠)を実際に見てもらい、どうしてデジタル化が省力化につながるかを確認してもらいました。

IT化と言ってもいいのですが、そこまでITじゃないので、アナログの紙からデジタルへの移行ということでデジタル化。ここを乗り越えれば、この先の展開もかなり容易になるのではないかと期待しています。

最近はパソコンを持っていないという若者が多いと聞きますが、今日の参加者は全員自分専用のパソコンがあるということでした。住職や副住職であれば仕事上なくてはならないものなので、自分専用に一台は持っていて当然なのですが、中には住職から割り当てられないケースもあったりします。

今回の参加者も、持っていることは確認しましたが、お寺からの支給なのかまでは確認していません。どのお寺も懐事情は厳しいでしょうが、副住職への仕事用品の支給はしてくれているといいなぁ。

無い袖は振れぬものではありますが。

若い子達を前に好き放題話をする機会なんておそらくもう無いと思われるので、本当に好き放題喋らせてもらいました。自分の持っている知識で役に立てるものはどんどんしゃべって。

本当はもっと伝えたいけれど、あまり長いと耳から頭に届きませんから、開始1時間をもって終了としました。私は立ちっぱなしでしたが、聴衆は座布団上です。1時間も座っていれば十分に疲れます。頃合いです。

これをきっかけに、IT関連で何か困ったらこの人に聞く、というリストに加えてもらえていたら嬉しいなと思います。青年会でも上から5番目の年齢。本来の曹洞宗青年会の枠ではすでに正会員ではなくなっている年齢(人数が少ないので49歳までOKしてある)。気軽に聞くには年長すぎるとは思いますが、頼って欲しいなぁ。

仕事をIT化するために必要な一番の力は、「改善したいポイント」を見つける力です。文章に一枚一枚宛名を入れるのであれば、差込印刷という機能を使えば自動ができます。でもそれを知らなければ、同じ文章を宛名の人数分コピペし、宛名部分を手作業で書き換えていくことになります。

もしもそういう作業を時々でもやるのであれば、「これもうちょっと楽にできないものかな」と思うこと。これが大事。そうやって思えれば、パソコンに詳しい人に会った時に、「聞いてみる」ということができます。

パソコンを始めIT技術というのは「人間が楽をするため」の技術です。僧侶のイメージとはかけ離れますが、「楽をしたい」と思うことが大事なのです。

今日は、アンケートの集計をデジタルで行うと楽ができる、というのは感じてもらえたと思いますが、しかし、楽をするためのIT技術だ、という点は伝えきれなかったと感じています。後から反省点が出てきちゃいますね。

もしまた機会があれば、そこを協力に伝えられる組み立てにできるよう、準備を怠らないようにしたいものです。このことを一眠りしたら忘れてしまうことのないように・・・

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