書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新しい水が流れ始めた

今年の11月、私が随喜(お手伝い)する晋山結制が3つあります。全部土日なので、4回しかない週末のうちの3回は晋山結制随喜です。めでたいひと月となります。毎週のようにこんなにもおめでたい場に居合わせられるなんて、こんな幸せなことは滅多にないですよ。

3つのうちの2つは同安居(修行同期)のお寺、もう1つは宗務所職員としてもお世話になった先輩のお寺です。

同安居からは来月になったらお手紙出すよと連絡が来て、先輩からはちょっと教えて欲しいよと連絡があり(同じ地域なので直前に修行した私はちょうど良い参考事例なのです)、いよいよ皆さん、本格的に動き始めるタイミングなのだなと。

昨年の今頃、私は何をしていたでしょうか。来賓の和尚さんたちにご挨拶を済ませたぐらい、かな。随喜をお願いするお寺さんへの手紙を用意している頃でしたか。1年前のことなのに、もう記憶は残っていません。

それらをどんな順番で行うのが失礼がないのかとか、そういうのを必死に考えていました。ミスをしたら取って喰われる界隈ではないけれど、目立つミスをしたら長く語り継がれる界隈ではあります。みんな許してくれるけど、みんな語り継いでくれるんです。優しい世界?

私はというと、つい先日、最後の届け出となる書類を提出しました。何事もなく受理されれば、事務手続きも全て終了となります。やっと。

お寺の方は難題がいくつか積まれていますが、締め切りがあることばかりなのでちょっとずつ解決していくとして、青年会のデジタル化に本腰を入れるつもりです。これが今一番の楽しみ。山掃除もちょっとした楽しみではあるのですが、目をキラキラさせて楽しめるのはやはりデジタルな世界の話題。いろんな組織に関わるたびに思い描いていたデジタル化の夢が、青年会でひとまず果たせそうな機運となってきています。これを逃してはならない。

青年会がデジタル化に成功すれば、それはつまり、近い将来、管内寺院住職のうちの少なくない割合が、デジタル化に対応できるようになります。連絡網であったり、書類のやり取りであったり。良い流れじゃないですか。

青年会も、役員会まではLINEで連絡網を構築されてますから、素地は整っています。そして、青年会は研修団体です。出来ないことを出来るようにするための組織なのです。みんながデジタルでのやり取りができるように。会議資料をデジタルで配っても良いように。会合などは、その場に出席できなくてもオンラインで出席ができるように(これは場に集まっている側にも対応が必要)。

出来ないなら研修しよう!と言えるんです。

最高じゃないですか。だから私、とても楽しみなのです。実は副会長なのです。晋山結制で時間が取れず、2年任期の最初の1年は何も協力できず、12月から前線に向かって歩き出したという状態ですが、デジタル化については俺に任せろ的なポジションですので、任せられちゃう所存なのです。

いやー、楽しい。

今年秋の晋山結制と、青年会のデジタル化と、私の周りでは新鮮な水がドバドバと流れ始めました。私もその流れに乗っかって、再び目まぐるしい一年を送ろうと思います。

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