書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

秋へうつろう

夕方5時。浜松市内。建物の影に立つと、意外に暑くない。8月上旬に某テーマパークへ行った時には、この時間帯、日影であろうと御構い無しに暑い空気にまとわりつかれた記憶があるのですが、今日はそんなこともなく、出かけるにあたって半ズボンではなく長ズボンを履いたというのに、そのまま外にいても平気な、そう、この暑さに極端に弱くなった私が平気なほどに、気温が下がってきていました。

それでも昔に感じたような涼しい空気ではないのですが、確実に秋へと季節が変わりつつあることを感じ取れた時間でした。

そんなほんの10分ほどの、ちょっとした待ち時間。良い時間でした。

どんなに暑いと思っていても、そのうちに涼しくなり、冬が来て。

どんなに寒いと思っていても、そのうちに暖かくなり、夏が来て。

少し昔よりはその変化が急激になってきているような体感はありますが、それでもそうして季節が変わることで花が咲いたり、雪が降ったり、どこに行かずともいろんな景色を見せてくれる、なんともありがたいことです。

それでも今と違う別のどこかへ行って、まだ見ぬ景色を見たいと願うのは、欲というものなのでしょうか。

欲は、悪いばかりではありません。煩悩と同一視されがちですが、欲は悪い方向へ働けば修行を妨げるものとなりますが、良い方向へ働けば成長の原動力となります。

だから大事なものでもあるのです。仏教を学び、苦しみから逃れたいと思う心だって、欲といえますから。

本当に別のとこかへ行って、新しい景色を見たいと願うのならば、強く強く願って叶えられるように取り組もうじゃないですか。

私は。まだ見ぬ景色ではないけれど、再び沖縄へ行って、あの空気に触れたいなと願っています。良い所ですよね。本当に。日本中良い所だらけですけれど、特別な思い出もありますからプラス査定です。

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