書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お寺のデータベースに大問題発生

正太寺ではデータベースの管理にFileMakerを使っています。使っているバージョンは18。昨年19になり、今年はバージョンルールが変わって2023となりました。1年に一回のアップデートをずっと続けているデータベースアプリです。正太寺も今までは3年に一度ぐらいの間隔で新しいバージョンへ更新してきました。

アップグレード価格で買えるのが3年以内のバージョンなので、それを超えると値段が急に高くなるので、そこは忘れずに追随してきたわけです。毎回2つのライセンスを買い、一つはサーバーで常時起動、もう一つはクライアント用、という感じ。使うのは私だけなので、こういう使い方でもライセンス上の問題はありません。

購入していたのはクライアントや開発用として使うバージョン。サーバー用途ではありません。でも、データベースの共有機能がついていたので、それを買ってサーバー・クライアント運用の真似事ができていました。ところが、19になった時点で、この共有機能が廃止予定リストに入っていたようで、今年の新バージョン2023で見事に廃止されてしまったのでした。

サーバー上にデータベースファイルを置いておけば、どこからでもアクセスできるわけで、私一人での運用なら問題ないと思ったのですが、iPhoneiPadからアクセスするためのFileMaker Goというアプリが、使えなくなってしまったのです。

今後、今と同じようにFileMaker Goを通して使うにはどうしたら良いかというと、FileMaker Serverを含むライセンスを購入するしかありません。必要なので買いたいところなのですが、困ったことにライセンス数が私の希望とあいません。5ユーザー分からの契約しかないのです。

1人分でいいのに、5人分買わなきゃなりません。年間ざっと12万円。これはちょっと・・・

気軽に新しい機能はつけられるし、印刷機能も比較的わかりやすくて良かったのですが、バージョン18がいつまで動いてくれるかを見極めながら、他の環境への移植を考えなくてはなりません。

お寺向けのデータベースであれば市販のものもあるのですが、どうしても細かなところで要望と合わず、こちらの業務を合わせる必要が出てきます。自分でデータベースを構築する一番のメリットは、正太寺のオリジナル仕様に合わせて好きにできるということです。これを今更諦めることもできません。

でも手軽にデータベース構築ができる環境という、Microsoft Accessぐらいしかないのではないかな。Microsoft 365をサブスクしているのですでにAccessを利用するライセンスは保有しているので、FileMakerを諦めればコストダウンになります。悪い話ではないのですが、FileMakerと比べると同じ機能を実装するまでの手間暇がだいぶ違うんですよね・・・

いや、一番使ったバージョンはAccess2000というかなり古いバージョンであり、今はかなり進化しているはず。試してみる価値はありそうです。iPhoneiPad用アプリはないのでブラウザからのアクセスになるのかな。インターフェースデザインとか簡単にできるだろうか。FileMakerはデスクトップ用のデザインをコピペして縦長に再配置するだけで良かったけれど。

ところで、さすがAccessは消滅したりしないですよね。

心配になって調べてみました。おやおや・・・Webで公開用の機能が削除とな・・・え?どうしたらいいの?もちろんiPhoneiPad用というアプリもありません。iPadお置き換えであれば画面サイズの小さなWindowsタブレットを手に入れる方法もありますが、iPad並の性能というと、結構なお値段になるのでは・・・一番よく使うのはiPhoneからですし。

Access内臓のデータベースエンジンではなく、MySQLとかを使うようにして、iPhoneからは参照専用ということであれば以前にそういう機能を作ったこともあるのでできないわけではありません。しかし、それこそ開発の手間がすごいことに。以前どうやって作ったか覚えていないので、勉強しなおしだし。

外注する?それともFileMakerにお金を積む?

いや、どちらもそんなお金はないぞ。どうしたら良いのだ。Windows Mobile Phoneが頑張っていてくれれば万事解決だったかもしれないのに。

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