書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

いつもながらお便りが完成しない

正太寺から檀家さんに向けてお届けするお便りは、実は一枚一枚とんでもない時間がかけられています。1枚が1日で出来上がることは滅多になく、まるで告白に悩む中学生男子のように、いつまでも考え込んでいます。ラブレターではないところが私の過ごした時代を表していますね。

ハードルを上げているのが、文字サイズ縛りです。全お檀家さんに向けたお便りは、文字サイズを16ポイント以上、と決めています。私が裸眼で読んで、読むのに苦労しないサイズとなっています。

また、行間もegword Universal 2で言うところの1.5倍。Wordだと75%ぐらいかな。1行弱ぐらいの行間です。これぐらいが読みやすい。個人的に。

いやいや、行間についての実際のところは何かで読んだのですよ。おすすめの設定ということで。やってみたら良い具合だったので、極力この行間を確保するようにしています。

ただ、この設定で文章を書いていくと、A4用紙1枚に書ける文量というのはかなり少ないです。すぐにいっぱいになってしまう。そしてまた、気づくのです。たとえこの文字サイズ、この行間であっても、A4用紙をいっぱいに文字で埋めたら、ぱっと見で読む気が失せてしまうであろう、と。

今もまた、このためににっちもさっちも行かなくなっています。

これだけ書かなければ伝わらないのに、いったいどこを削ったら良いのか。

申し込み用紙とそれに関する留意点のリストなのに、何を削ったら良いのか。

ここから一つでも削れば、それは不明点となる。問い合わせてくれれば良いけれど、申し込みを面倒と判断されたら困ります。いやしかし、そもそも読む気が失せてしまったら申し込みまで辿り着きません。どちらを選択しても、詰んでます。

どうしたら良いのか・・・

これは辛い。

もっと、こう、ふわっとした、なんとなく分かった気になってしまう文章が書けないものかと、常に考えているのに書けないものですね。でもあんまりそれが上手になると、詐欺師と変わらなくなってしまう気もします。よくないよなぁ。

良い隙を作って、バランスを取れると良いんですけれど。まだまだ精進が必要です。

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