書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

12年間のIT関連技術の進化に驚く

12年前のあの日。私は東京出張を終え、帰路の新幹線におりました。三島駅を過ぎたぐらいのところだったと思います。新幹線はゆっくりと減速し、ついには停車してしまいました。

地震の発生は車内放送で知ったのだったか。あまり覚えていません。電話回線が輻輳し、電話が通じない人が大半である中、iPhoneFaceTimeで妻とビデオ通話をしたのは覚えています。データ通信は使う人が少なく、仕組み的に輻輳に強かったので、問題なく使えたんですよね。

ソフトバンクで契約していましたが(当時はソフトバンクiPhoneを独占販売していました)、その時に使ったのはイーモバイルモバイルルーターでした。なんでかな。さすがにソフトバンクの回線はデータ通信も混雑していたのかな。

そしてFaceTimeは、当時はビデオ通話しかありませんでした。今は電話の代わりになる通話オンリーの発信ができますが、ビデオ通話しかできなかった。通話だけの方がデータ量ははるかに少ないのですが、そういうモードがなかったのですから仕方ありません。

LINEが爆発的に普及したのも、震災後でしたよね。東海地震に備えて、非常時の連絡手段をどう確保しようか、色々と調べた記憶があります。

そうした方法も、今はよりどりみどり。すごい時代になりました。

衛星通信も、スターリンクという会社がフレッツ光とかと大して変わらない値段でサービス提供を始めました。あのイーロン・マスクの会社ですね。通信速度も一般的な光回線と同等と言えるもの。衛星通信であるが故の不安定さは生じるようですが、利用者の感想を眺めるに、もう固定回線によるインターネット接続はなくてもなんとかなりそう、というほどのものになっているようです。

ただ、今は回線が空いているだけということもあるようで、利用者が増えれば契約プランに応じて色々制限がかかることになるのでは。

RVプランと言いましたっけね。移動して使う用のプランもあって、契約の休止と再開も簡単に出来るとのこと。必要な時だけ使う=災害時用の回線としてピッタリ、と言えます。問題は、契約を休止してあった場合にどのようにして再開するのか、という点。契約に関係する通信の時だけ、休止中でもスターリンクの通信サービスが使えればいいのですけれど。

あとは大きな災害が発生したら、スターリンク側で強制的に全契約を有効化してしまうとか。料金請求の面でも問題が出てきますが、イーロン・マスクなら後先考えずにやってくれそうとは思います。Twitter社に関わることについては評判落とす話ばかり出てきますが、スターリンクでは今のところそういう話はないように思いますし。

電源も、大きな容量のバッテリーが続々と登場しています。通信回線もスターリンクがある。被災後最初の一週間を乗り切るために心強いアイテムたちが実用レベルに達しました。本当に頼もしい。

ですからお寺として備えをしたいなと思うのですが、スターリンク、まだちょっと手が出せないなぁ。今なら機材が半額なんですけど、更新が必要な他の機器もあるし、順番待ちです。

フレッツ解約して衛星通信一本にするのは、さすがにリスク大きいですしねー。

ちなみに、この日記も長いこと続けているので、当然当時の日記も残っています。興味のある方は、どうぞ。

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