書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

世間はお盆のため、私もお盆です

何度も繰り返しますが、正太寺のお盆は6月です。でも、世間は今がお盆、という地域が多いですね。当たり前のことですが、会社が休みになるのもこの時期が一番多い。檀家さんのご家族やご親戚のお盆参りも、お寺のお盆とは関係なく、この8月にお越しになる方も当然多いです。

それもあって一応草刈りなどの手入れもしてますが、暑さのために私が動けないので(比喩ではなく、倒れる)、理想の姿には程遠いです。

8月にお盆をしていた頃のことを思うと、この時期しかお参りに来れない人にとっては、随分手入れのできていないお寺になってしまったと思われてもおかしくありません。

それは避けたいことですが、7月のお盆に浜松のお師匠様のお寺へ手伝いに行っているため、6月末までしか私自身が草刈りなどをして手入れをすることができません。それからひと月半。草が元気一杯のこの時期では、荒れ寺に見えるようになるのに、十分すぎる時間が経ってしまいます。

今はこの部分をどうするかが課題です。庭師さんに頼めばいいのですが、費用の支払いという問題があり、当面は難しいです。これでも8月に入ってから2日か3日は手入れに入ってもらっています。これだけで6万円以上かかっているわけです。

自分でできるように少しずつ道具も揃えています。電動高枝ノコギリもそうですし、電動ポールソー(剪定鋏)もその一環。おかげで短時間で手入れができるようにはなりました。

その「短時間」が、一般的にイメージする短時間とは全然違って、丸一日がかりと同意義語だったりするのですけれど。たった丸一日で目につくところが綺麗になるなんて、すごいことなのです。でも、丸一日なのです。しんどい。

正太寺の迎え入れ体制に不備があるのはすぐには解消できません。あと10年ちょっとして息子が副住職になるような状況になれば、手入れの状態としては今の私の希望に近づくと思います。給料を払えるか分かりませんけれども。

そんな世間のお盆の一日。組寺でも順々に山門施餓鬼会が修行され、私も随喜して回っているところです。午前中は雲が優勢で、先週ごろの週間予報で見た最高気温35度という事態は回避されました。それでも最低限の暑さはありますね。

こんな日にハンカチを忘れたので、お寺さんのトイレにあったペーパータオルをハンカチがわりに、汗を拭きながらの修行をいたしました。元々のお袈裟のように、下に着物や法衣を纏わないで使えるお袈裟があると良いかもしれませんね。日本の夏はインドの暑さにも匹敵している気がしてなりませんから。

明日昼過ぎまで頑張ると、私にとっての今年のお盆もようやく終わり。6月から始まり、7月、そして8月のこの二日間と、長かった。来年のお盆もまた、お檀家さんから必要とされたいと願っています。

——————————

基本的に毎日書いてます。 何か共感できる内容がありましたら、ぜひSNSでシェアしてください。喜びます。
noteも結構書いてます
Bloggerにブログも書いてます。こちらは数日置き更新。「もばいる坊主