書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今年のお盆もこれで一区切り

午前中は組寺の山門施餓鬼会に随喜して回り、午後からは妻の実家へ送り火を焚きに行ってきました。

8月15日に、午後からだけとはいえ、お寺から離れることができるというのはすごく新鮮です。汗びっしょりになってヘトヘトの体でもなんのその。

とはいえ、到着してからしばらくしたら寝てしまいましたけれどね。出かける前にシャワーを浴びてスッキリはしていたのですが、眠気までは誤魔化せなかったようです。

山門施餓鬼会は、一ヶ寺目が8時から。二ヶ寺目が10時。その2軒だけではあるのですが、それぞれ1時間ほどかかります。控室は冷房で冷やしてくれてありますが、1時間お経を読んでいると頭もぼーっとしてきて、お経があやふやになることも何度かありました。そんな時でも。全部で6名の和尚で読んでいますから、声を止めれば正解が聞こえてきます。大変ありがたい環境ですね。

などと言いつつ、全員同じ症状なので、いつお経が突然止まるかもしれないという不安はずっとあります。あるんですよ、6人ぐらいだと、全員同じタイミングで息継ぎをしたりといったことが。それがこういう時にも起こらないとも限らない。怖いですねー、怖いですねー

ともかく、今年のお盆もこれで一区切りとりなりました。8月お盆の方々は、ご先祖様をより近くに感じることができましたでしょうか。ありし日の思い出と、新たに育っていく若い力と、そうしたものをごっちゃになって賑やかに過ごす。それがお盆と聞いて私がイメージする一番和やかなシーンです。

コロナ禍でなかなか帰省も難しい状況が続いていますが、今年はどうでしたでしょうか。早く安心してそうしたシーンが日本各地で見られることを願っています。

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