書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

色々と予定が変わりました

いまだ台風にならぬ台風候補の接近に伴い、色々と予定が変わりました。ちょうどお盆なので、山門施餓鬼会と重なるお寺さんは大変かと思います。

意外と台風とお盆の三日間が重なるというのは少ないのです。私も経験したのは一度。雨と風が強かったのであれは台風だったと思うのですが、はっきりと台風だったという記憶ではないですけれど。

思い出話として先輩僧侶から聞くのも、たった一度の台風のことであるように思います。漁業会の依頼を受けて入出港でお施餓鬼法要をするのですが、港なので屋根はあっても壁はないのです。強い風雨の中での法要。その時の鼓鈸(くはつ)、いわゆるチンドンジャランですね、あれを鳴らす速度がものすごく速かった、と。 (正太寺とその組寺の施餓鬼会では鼓鈸を使わないので、お檀家さんにはちょっと印象薄いかもしれませんが、使うんですよ、施餓鬼会で。)

導師は、絶対に水に濡らしてはいけないお袈裟をつけます。当時ですとどんなに安くても50万円以上はする金蘭のお袈裟をつけるんです。大抵の場合、お檀家さんの寄進を受けて作ったものです。それを濡らすなんて・・・。それもあって、とにかく急いで法要を進めた、と。

山門施餓鬼会は本堂の中だけで完結することがほとんどですから、そういう意味ではお寺側の問題は少なく、お檀家さんの方が大変です。大雨や暴風の警報が出るような状況であれば、参列を断念された方がよろしいでしょう。台風が過ぎ去ってから、ゆっくりとお参りしていただければ十分です。ご先祖様もお寺さんも、それを望んでらっしゃると思います。

正太寺としてのお盆は6月でしたので、この時期は多少のゆとりがあります。とはいえ、組寺の山門施餓鬼会には随喜しますので、14日と15日の昼までは8月にお盆をしていた頃とあまり変わりません。13日と15日に、妻の実家のお墓参りにのんびりと行けるようになったことが一番大きな変化でしょうかねぇ。

そんなことなので、少し予定を挟み込んでいたりしたのですが、天候不順のために色々と変更を余儀なくされました。強行するつもりでいたけれど、今日夕方の時点でどうにも変更せざるを得なくなり、先ほど諸々落ち着いたところです。

常に前向きに。変えられるものに拘ることなく柔軟に。

でもね、でもね、

はあっ・・・・・

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