書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

世間はお盆です

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正太寺は6月のお盆ですが、世間一般には今がお盆のところが多いでしょう。

妻の実家も8月のお盆なので、迎え火を焚きに行ってきました。実家が近所というのは、色々助かりますね。

一昨年までは、13日の午後までお盆のお経に回って、私一人遅れて駆けつけていましたが、迎え火に間に合う事はありませんでした。今はゆっくりと火を眺めていられます。

先月、浜松のお師匠さんのお寺のお盆経を手伝っているときに、あるお檀家さんから、嫁いで来る前は8月盆だったけど、今は7月盆。8月のお盆と言うと色々忙しかったけれど、今は8月お盆の時期はゆっくり過ごせるので、なんだか嬉しいというお話を聞きました。

学校も会社も休みになる8月お盆の時期に、特段の用事もないということは、「使える長期休暇」が一つ増えることになりますものね。渋滞のピークは予測がつくので、そこを避ければ移動もなんとかなるし、宿泊費が高くつくのは他の長期休暇でも同じだし。

私の場合は組寺のお施餓鬼に随喜しなくちゃならないので、14日と15日は相変わらずお盆ですけれども。自分のところの支度がないので、気持ちは非常に楽です。体力的にも。

まだまだ新型コロナとの戦いは終わりが見えません。不思議なことですが、パチンコ店ではいまだクラスターは発生せず。映画館も同様でしょうか。会話の少ない場では感染の危険性はかなり低いということになります。

お寺の行事も、法要が始まってしまえば声を出すのは和尚のみ。比較的安全なのかな、とも思いますが、法要前には近所の人や親戚の人と会話をする可能性はかなり高いので、マスク着用と、近づきすぎないという対策をしっかりとらなくてはなりません。お寺側からは声かけをするしかないので、対策としては弱くしかできないな、と考えています。いわば弱点。

でも、そこがうまく対策できれば、極端に参列者を絞っている現状を少し変えられる希望があります。どこからが危険でどこまでが安全なのかがもう少しはっきりして欲しいですが、多分トライアンドエラーを繰り返すことになり、それはつまり、ある程度の犠牲を孕むということです。参列者の年齢層を考えると、お寺行事でトライアンドエラーを行うわけにはいきませんので、苦しいところ。

これをきっかけに、お寺の行事に出席するのは若い世代の役目、となるのも良いかもしれませんが、でも、その反面には、寂しさもありますね。まだまだ悩みは尽きません。

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