書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

雨上がりの草刈りは素人が手を出しちゃいけない領域

雨上がりというか、雨間に草刈りをしたいところがあったのですが、グッと堪えました。雨上がりの、つまりは草が湿っているときの草刈りは、要注意。

ズボンがものすごく汚れるのです。草が濡れているので、草刈り機で飛ばされた草がスボンに飛んでくると、そのままくっつくのです。ズボン脱がなきゃ家に入れてもらえないぐらいの緑っぷりになります。要注意。

お外で脱ぐわけにもいかないので、玄関で脱いで、そのままパンツでウロウロするのも気が引けます。用心して玄関に着替えを用意しておけばいいのですが、やる気の出た時は素早く動きますから、着替えを用意しようなんていう落ち着いた考えは持てません。

あるわけないのです、着替えなんて。

ああ、でも、ここ、草刈りしたい。ここは敷地内キャンプをする場所なのです。今年もまたキャンプ場へ行くタイミングがなさそうなので、せめて自宅でキャンプをしようかと思っているのですが、草まみれ。昼間っから虫たちが元気に合唱しています。最高ですね。

今年に入ってから、敷地内キャンプもしていないような。そろそろスキレットの手入れもしないと錆びていそうで心配。錆びててもゴシゴシ擦ればきれいになりそうですけれど、サビの厚みにもよるでしょう。早めのお手入れが肝心。でもそう思いついてから一週間ほど経ちますが、いまだに点検すらしていません。

そういう時間はなかったといえばなかったけれども。

キャンプ云々を抜きにしても、建物のすぐそばなので、ちゃんと手入れをしておかないとお寺が山に飲み込まれます。一昨年までならお彼岸に合わせてのお手入れで庭師さんにやってもらっていた場所なのですが。節約をするのは大変です。でもこの節約は効果が大きいので。

でも年取ったらできないよなぁ。そういうお寺、少なくないと思います。住職が年老いて、後継者にも恵まれず、経済的にも苦しくて、どんどんお寺が緑に覆われて。

緑に覆われたお寺。写真を撮るには雰囲気があってよさそうですけれど、管理する方としてはそこまでいったら取り返しがつかない。おそらくは建物自体が傷んでしまっていますからね。

檀家さんの助けが得られればまだ幸せで。そういう状況だと高齢化地域で檀家さんもまた同じように高齢化している可能性も高いでしょう。限界だよなぁ。

駅前にタワマン建てて地域ごと集団移住でもしたいなと、時々檀家さんとお話しする時があります。自分たちで建てるお金はないから、行政からの支援が必要ですから実現なんかしないですけれど、住む場所を求めて広がってしまった居住区を、人口減に合わせて狭めていかないと、この先大変なことだらけです。駅前に移住できれば、買い物もできるし、電車を使って移動もできるし。せめて路線バスが生き残ってくれていればなぁ。

などと、草刈りからいろいろ思いを馳せているところです。田舎に暮らすって、大変なのですよ。

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