書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

7月最後の日は、新しい法要受付を始める準備

菩提寺とはいえ、先祖供養のためなどにお経を読んでもらおうと思うと、敷居の高い思いをすると思います。

とりあえず電話するなり直接お寺へ行くなり。今時はメールやLINEという手段もありますが、とにかく連絡を取るところから始めなくてはなりません。

コミュ障を自認する私からすると、これはとても大変な手続きです。

無事に連絡を取り、日取りを決めたら、次は掃除。いついかなるタイミングであっても住職に来てもらって大丈夫、と自信が持てるほど、ど整えてあるお宅は珍しいはず。ある程度部屋を片付けて、仏壇も点検して。

迎え入れるというのは大変なことです。

一方で、お寺としては、もっと頻繁にご供養を頼んでもらいたい気持ちがあります。年回法要だけではなく、月命日でも良いし、亡くなった家族の夢を見た時でもいいし。そんな時にご供養のお経を頼まれたい。

そこで、今まで正太寺では頼まれたこともなかったプランを考えました。

申込書に記入するだけで、後日位牌堂でご供養をしておきます、というもの。日にちの指定もできます。ただ、お寺の都合の良いタイミングでお経を読むので、参列はできません。

封筒に申込書を印刷して、お布施はあらかじめその中に入れておいてもらいます。お檀家さんは、申込書に記入して、お布施を入れて、受付BOXに入れれば手続き完了。希望があればお経を読んでいる様子を録画して、Youtubeに限定公開の形でアップします。

檀家さんのお宅には行かない=掃除しなくて良い これはメリットと感じてくれる方は多いと思います。

参列できない=参列しなくて良い こちらはどうでしょう。参列しなくて良いから気軽に頼めると思えるか、参列もできないのに頼んでもしょうがないと思ってしまうか。

とはいえ、参列することが大前提の場合は、普通に電話などでお寺に予約を入れてもらえば良いわけです。今回はそこの部分をすっとばかすことが一番の目玉。色々悩んでもしょうがないので、このプランで行ってみようと思います。

一人も申し込みがなかったとしても、さほど失うものはありません。申込書を入れる箱がどうしても具合のいいものが手元にないので、アンケート投票箱のようなものを買うことにしているのですが、その分の支出ぐらいです。新たな挑戦のための初期投資としてはとても安い。

どんな反応が出てくるか、とても楽しみです。申し込んでくれる人が現れると、嬉しいなぁ。なるべく早く、オンラインでの受付も開始する予定です。こちらも早く準備を進めなくては。

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