書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

初どきが始まりました。

年が明けて最初の先祖供養行事として、初どきが始まりました。本当の意味での最初は、正月三が日の朝のお勤めの際の先祖供養になるわけですが(檀家さんに参列もしてもらってるし)、先祖供養のために特別に場を設ける儀式としては、初どきが最初となります。

お盆と暮れのおときには和尚がお檀家さん宅を順ぐり回りますが、初どきはお檀家さんにお寺へ来てもらいます。引き続いて護持会総会を開くため、というのもありますし、位牌堂におまつりしている各家のお位牌に向かってご供養するため、という意味合いもあります。

総会と言いながら、全お檀家さんを本堂に収容できないので、6日間に分けて開催するんです。どこかで否決されたらやりお直し。ですので、例年通りの内容での決算・予算審議と、高額な寄付を求めないで護持会の積立金で賄える、修繕事業の可否を審議する、というぐらいの内容しか行いません。それ以上に重要な内容になった場合は、別の場を設けることになっています。(高額ではない寄付については、分散形式の総会において審議をしてもらったことはあります。今回のトイレと晋山結制が該当します)

お寺的には初どきがメインですし、護持会としては当然総会がメインとなります。私は住職であり護持会長でもあるので、どちらもメインとなります。なかなかしんどいわけです。でも、副住職の時よりは疲れが少ないと感じているんです。

不思議でしょう。

副住職の時にはどう足掻いても主導者にはなれません。採決に移行するタイミングとか、挨拶に要する時間とか、それらを自分でコントロールできると考えることで、疲れが緩和されるんだと思ってます。

ただ、私は疲れを感じにくくなりましたが、お檀家さんは以前の私と同じように、それらをコントロールできない立場です。早く終わればいいのに、と感じているかもしれません。それが妙な疲れにつながっているかもしれません。例年通りの予算決算であれば審議する事柄も無いわけですから、なるべく時間がかからないように進めているつもりですが、心配にはなります。

総会が大体15分ぐらい。これぐらいなら許容範囲でしょうか。その後私があいさつをさせてもらって、追加で10分ぐらい。長いでしょうか。一年分の振り返りと、お礼と、皆さん気にしてくれている母の体調とか、そんなことを話しているとあっという間に時間が経ってしまいます。

引き続き、こちらもをなるべく時間をかけず、感謝と、新たな一年を送るにあたっての檀家さんの支えへの期待と、そんなことを中心に、簡潔になるよう、心がけようと思います。

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