書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

おしゃべりが足りない

せっかくお経に回っているのに、感染症対策のためにおしゃべりがほとんど出来ません。いつもならいろんなお話が出来て楽しいのに。さらに言えば、いまはご意見伺いたいことがいくつかあって、円滑に進めるためにはこの機会を最大限生かしたいのに。

所要時間がお経を読んでいる時間だけなので、普段よりも半分ぐらいの時間で回れてしまっています。それだけおしゃべりに時間を費やしていたということで、一見無駄な時間に思われがちですが、檀家さんとのコミュニケーションの時間をそれだけ設けたということですから、実際はとても有意義なものなのです。

正太寺の根幹とも言える部分ですし、お盆を6月にするのだって、こうして気軽におしゃべりを出来る関係性があったからこそ実現できたのです。じゃなければ、怖くて出来ないです。

実際にやってみて、やはり面と向かって異論は出しにくいもののそれぞれに思いはあったようです。それでも6月お盆2年目の今年は、涼しい時期のお盆の良さが理解してもらえてきたようで、喜びの声を聞くことも増えてきました。

近隣のお寺で暑い8月にお盆をしているのを見て、お墓参りに行くのも、大施餓鬼法要に参列するのも、暑くて大変そうと思うようになってきているそうです。

暑いと、法要が終わる時間が待ち遠しい。涼しければ、余分なことを考えずにご供養の気持ちに集中していられる。今のところ、良いことばかりです。

なんて話をもっとしたいのですが、えーい、コロナめ。

とにかく今年は檀家さんとのコミュニケーションが取りづらい年でした。ワクチンが期待通りに作用したとしても、まだしばらく状況に変わりはないでしょう。早く、私の大好きな檀家さんたちと、気兼ねなくおしゃべりできるようになれることを願っています。

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