書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

開かれる会合、中止になる会合

久しぶりにお寺さんの集まる会合に出席しました。広い会場、少ない人数、アクリルのついたて。会場にお借りした施設もさまざま対策をされていて、ありがたいです。

この会合、二月に開く会合の準備会的な位置付けなのですが、この場にて、二月の会合の中止が決まりました。必要なやりとりは書面を持って行う、と。

集まる人数も倍以上になりますし、今の状況では致し方ない判断だと思います。意見表明などしづらくなるので、組織としは良い意味でも悪い意味でも変化のない時間を過ごすこととなりそうです。

私を含め、誰もオンラインでの開催を提言しないというのも、ある意味で意思の共通化がはかられていると感じてしまいました。

対応できない人が半分ぐらいいそうだと予想され、できる人だけでやる気なのかと不満の声が上がることも予想されます。声を上げずとも不満を抱く人もさらにいそうで、さらには、毎年欠席なのに、こんな時は不満を言う人まで出てくるんじゃないかと言う恐れもあります。最後のは和尚としてどうなのよ、とは思いますから、きっとそんな人はいないと信じていますが。

人との接触頻度を減らしている中、手取り足取りご案内するわけにもいかず、もしかしたらパソコンやタブレットなどの購入から始めなくてはならない可能性も高く。それが分かっていて、オンライン開催を提言など、できません。

だから進歩がないのだよ。そう言われれば全くもってその通り。でも、文書のやりとりで十分望みは叶えられる程度のものだとしたら、ここで無理をしても、苦労する人が増えるだけです。

非常にもどかしいものを感じますが、もはやこれはどうしようもないのだろうなぁ。いずれオンライン会議も平気でできる年代に入れ替わっていきますから、大人しくそれを待とうかと、私はすでにそんな心境です。

会の執行部の皆さんはオンライン会議に対応できる面々ばかりなので、そこから声が出ないと言うことは、すでに内々で議論し尽くされているということ。それを明らかにするためにわざわざ声を上げるのも役割としてあるかもしれませんが。

ほんとだったら配布資料もデジタルにしたいでしょうし、案内文書だってメールにしたいでしょう。痛いほどよく分かります。ご苦労様です。

そんなことをつらつら考えながらの帰り道となりました。状況を打破するというか、破壊するために協力してほしいと頼まれれば、喜んでお手伝いをする所存。うん、打破は無理。破壊して再構成が早そう。破壊といっても、優しく丁寧に、ですよ。和尚ですから。

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