書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お掃除完了

本堂位牌堂、そしてあらかたの窓拭き、一気に終わらせました。充実感と、それに匹敵する疲労と。

晩方、Facebookを眺めていたら、お寺の大掃除にお檀家さんがお手伝いに来ている光景が…

坐禅会もされているそうなので、坐禅会参加者が中心メンバーなのかなぁと想像しつつ、それで無ければ護持会の役員さんでしょうか。広くお檀家さんに声かけしても、なかなか集まってもらえないと思い込んでいますが、実際のところはどうなのでしょうか。

もっと巨大なお寺だったら、とても一人では掃除しきれませんから、自然と檀家さんに支援を求める流れになります。普通の地方寺院規模感は、色んな意味で苦しいですね。もっとお檀家さんに頼って良いのかな。どうなのかな。みんな年の瀬で忙しいでしょうし。そんなこと言ってるから進展がないのかな。

恋愛にも似た部分があるようなないような。何言ってんだ。

お寺はお檀家さんのものであり、住職はたまたまそこに住まわせてもらって、お寺を支えてくれる檀家さんたちにお釈迦様の教えを広めるのが本来の役目です。お寺の経営だって、今は宗門からもある程度ちゃんとするように求められますが、和尚としての資質とは全く関係のない才能です。和尚が和尚らしくあればあるほど、経営には向いていないです。でもやらなきゃならない。

お寺の会計をやっている時間があるのなら、その時間を誰かに教えを伝える時間に使いたい。一緒に肩を並べて坐禅をする時間に使いたい。

でもこれ、現代では贅沢な悩みです。正太寺は幸いにも兼職せずに維持できているのでこんなことが言っていられます。兼職しなくては収入のないお寺では、平日はサラリーもらうために別の仕事に就き、夜と土日でお寺の業務から法事からを行わなくてはなりません。湖西市ではそうしたお寺の方が多いです。私はまだまだ幸せな立場にいます。

あんまりなことを言っていると周りのお寺さんから怒られかねないので、今やれることをしっかりと勤めることに集中します。明日は本堂の飾り付け。明後日から、正月独自の飾り付けです。コロナ禍でお参りを控える方も多そうですが、お寺で行う仏様の御供養には関係ないですからね。

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