書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本堂がお正月モードに近づいた

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正太寺の本堂が、特別な時だけの仕様に模様替え。お盆行持の際にロウソクの火で穴だらけになった幕も、新調してお正月に間に合いました。

すごく高いかと思って数年は新調を諦めていたのですが、法衣屋さん相談したら、化繊だからそんなに高くないですよ、とのことで、結果、3万円弱でした。

本堂内で一番大きな幕なのに、3万円弱とは。化繊最高。最も、化繊じゃければ焦げたぐらいで済んだのかもしれませんけどね。たらればを言っても仕方ない。

正太寺にいくつもある線香立て(香炉)の灰も、きれいになりました。朝のうち、ほぼ無風状態だったのでやりやすかったです。いつもは風がないように見えて1mぐらいは吹いているので、全身に灰が降り注いでしまうのですが、今日は軽く払うだけで、着替えの必要もなく。

毎年、この灰ならしのタイミングがなかなかなくて苦労するのですが、今年はあっさりと出来てしまいました。珍しいです。明日は雨で、雨上がりは風が強い予報が出ています。今日出来なければ年内にやれるタイミングなかったかもしれず、見事に、自分のタイミングと自然のタイミングが合わさりました。こういう時はね、ひたすら感謝です。

体調にも異変がなく、こんなに順調な年末は本当に珍しい。唯一、新年早々に開かれる護持会総会での議題が胃にギスギスと負担をかけている以外は。簡単にいうと寄付のお話。賛成されるにせよ、反対されるにせよ、どちらでも良いから早く終わって欲しいとすら思ってしまっています。昔の和尚のように、発願した時の気持ちを強く持ち続けるのは、私にはなかなか厳しい。

檀家さんから見て、普段の私の姿は、人の良い和尚と見えていると思います。でもこういう時にはきっと、頼りがいのない和尚に見えるんだろうなと、自己嫌悪が始まってしまいます。自分の気持ちのコントロールはたいていの場合ちゃんと出来るのですが、自分以外の人に負担を強いることに関しては、それがすごく悪いことのように思えて全然コントロールできません。お寺に寄付するということは大変な功徳なので、本来和尚はそれを推奨するべきなのですが。私には荷が重いようです。

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