書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

疲れの出る翌日午後

夕方になって急に体がけだるくなりました。おときをハイペースで回った疲れか、はたまた昨日のお祭りの疲れか。たぶん昨日の疲れですね。一日経ってようやく疲れが出る。そのことに30歳代を実感してしまいます。


くれどきも今日で一回り終わりました。週末に、お寺の指定する日時では都合の悪かったお宅をまとめて回りますので、それが最後になります。これがけっこうありまして、お年忌もありますからなかなか大変になることが予想されています。師匠と二人、その話をするたびにへこんでいます。


しかしでも、年越しに向けて大きな二つの行持をほぼ終えたことには変わりありません。いよいよお寺の年越しに向けて、動き出せます。それに先だって、とりあえずは年賀状を準備しなくては。師匠はもう準備が出来ている様子。私の分はまだ手つかず・・・


お寺の年越しは、大掃除に始まります。そして、暮れも差し迫ってくる頃、お正月のお供え餅をお檀家さんが持ってきてくださいますから、それを受け取って、名札を付けて、位牌堂に並べます。大掃除も大仕事ですが、この餅を運ぶのも大仕事です。お寺の仕事はけっこう体力を要求します。忙しい時期が集中しますからねぇ、体も大変です。


つい楽が出来る方法を思案してしまいますが、毎年のことを、当たり前に続けていくことが、大切なことだとも思います。今の時代はなんでも楽に済ませるという風潮ですが、それでは表せない心が、昔からの行事には込められていると思うのです。どんなことにも、成り立ちの経緯があります。それらに思いを馳せて、込められた心を無にしないようにお勤めをして、社会にそれを示すのが、今のお寺にはとても大事でしょう。


心を配りながら、今年も年越しを、心と体と疲労感で満喫したいと思います。