書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

平成21年も今日でおしまいです

あっという間の一年でした。大晦日、皆さんはいかがお過ごしになったでしょうか。私は、朝から晩まで仕事に明け暮れていました。毎年のことですけれどね。


たまにはゆっくりと過ごしたいと思っても、それは無理な話です。隠居して、お寺から離れた場所に居を構えられたら、小さな庵でも構えられたら、ゆっくり出来ますかねぇ。でもそれは、まずは師匠の番です。私はまだまだ、あと何十年かは、あわただしく過ごさねば、その権利は得られません。


権利が得られても、そんなゆとりはなさそうですけどね。先代が最期まで仕事をし、お寺のことを気にかけていたように。


来年はどんな一年になるでしょうか。世の中は不景気です。リストラの嵐が吹き荒れ、この年越しも必死な方と多いと報道されています。私の周りでも、いろんな世知辛い話を聞きます。豊田市も近いですし、スズキの工場も市内にあります。自動車関連の町工場もたくさんあります。今、不景気が直撃している業種に関わる人が多く暮らしています


不安の広がる時代、こんな時こそ、心のよりどころとして、仏教が、お寺が、力を発揮しなくてはなりません。頼られるお寺であるように、来年も心して参りたいと思います。