書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

桜の葉っぱが舞い落ちます

秋です。
桜の葉が、どんどん落ちてきます。


春、きれいな花を咲かせて我々の目を楽しませてくれる桜も、そろそろ冬支度。葉を落として、来年の発芽に備えます。備えてくれるのはいいのですが、落ち葉を掃くほうは大変です。山の桜は放っておくとして、境内に日本の桜の木があります。どちらも毎日毎日葉が散っています。病院の桜だったら大変なことです。


でも、桜の葉はいつか散るもの。散らなければ新しい葉が出てこれません。これもまた因縁です。縁起です。
散った葉は微生物に分解され、土となり、また新たな植物の種を育んでいくのですが、さすがに境内と言うとそれを見守るわけにもいきません。残念ながら竹箒で掃いて、山へと帰します。


この時期、朝掃いても昼頃にはもうたくさんの葉が落ちています。毎日掃いても、お参りに来る時間によっては「あらー、掃いてないねぇ」と思われてもおかしくないようなぐらいです。
加えて、大王松の長い葉が落ちます。常緑樹ですが、生え変わりの時期なんですよね。桜に負けじとたくさん落ちます。正太寺の境内は砕石を敷いてありますので、大王松のような長くて細い葉は掃き辛いです。竹箒で軽く掃いてもびくともせず、力を入れれば砕石ごと掃いてしまう事になります。砕石は均一に敷かれていないといけませんから、それは困ります。結局熊手でせっせと掃くのですが、今度は葉っぱが掃けません。熊手で掃いて、竹箒で掃くという二重の作業です。


この時期のお掃除はちょっと苦手です。朝は涼しくてお掃除するには良いんですけどね〜


そういえば母が言ってました。運動したいなら、松の葉を掃かずに一本一本拾うと良い、って。
かなりの本数ですから、何度たったりしゃがんだりすればいいのでしょうか・・・たしかに良い運動になります。しかも、掃いたほどきれいにはならないようです。箒で砕石を均さないとだめみたいですねぇ。手で拾って改めて箒で掃く・・・たぶん、私はやらないと思います。