書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

副住職もほっと一息

昨日、およそ8ヶ月ぶりに葬儀の導師をおつとめしました。住職がどうしても欠席できない用事があったため、代理です。前日あたりから緊張が高まっていき、お腹の調子も崩れ気味になり、なかなか大変な思いをしました。これで5回目の導師をつとめたことになります。この先何回これをするのか分かりませんが、まだ当分は逃げ出したいほどの緊張感を共にすることになりそうです。


朝起きた時のあの気分といったらもう。
今朝の気分のすがすかしさといったらもう。


でもそんなときにも支えてくれる人がそばにいるって、すごく幸せですね。


ちょっとのろけて見せたところで。冷静に考えたら5月に入ってから墓地の花ガラを全然片づけてない、ということで、今日は半日かけて花ガラを片づけました。墓地の所々に花ガラ入れの大きなかごがあるので、軽トラで中身を集めて回ります。普通、2週間程度の間隔で片づけないと大量になりすぎて大変なのですが、今回は少なくとも3週間。もしかしたら一ヶ月くらい間が空いている、ということで、そりゃもう大量にありました。


半分ぐらい回ったところで荷台が一杯になってしまい、上に乗って体重を使って圧縮します。それからも何回か圧縮して、ようやく全部積むことが出来ました。これを焼却施設のある環境センターへ運び込み、片づけ完了です。
環境センターでは計量をします。家庭ゴミは無料ですが、事業系のゴミの処分は有料です。宗教法人の活動に伴うゴミなので、花ガラは事業系のゴミと分類されます。しっかりと計量をして、重さに応じて金額が決まります。そんなに高いものではないですけれど、負担ではあるかなぁ。


数年前に環境センターが出来る前まではお寺の焼却炉で燃やしていましたから、時間はかかるもののタダでした。費用と言えば、コンクリートブロック代ぐらい。ブロックを積んで焼却炉にしていたんです。何年か使うと熱でボロボロになってしまうので新しいブロックを買ってきて組み直して、新品の完成です。とても安い。


近所に灰をあまり飛ばしてもいけませんし、消防署も出来れば燃やさないで欲しいと思ってそうなので今では環境センターに運び込んでいます。んーでもたまには、燃やしたいなーと思うこともあります。子どもの頃からずっと手伝ってましたから、懐かしいんですよね。運び込むだけの方が楽なんですけれど、自分で燃やした方が、ちゃんとお花が灰になり土になっていくのを見届けられているような気もしますし。


花ガラだけを燃やしていれば、環境に悪いわけはないと思うんですよ。でもこれも、時代の流れでしょうか。
とはいえ、時代の流れに乗ることが果たしていいことなのかどうか、悩みどころです。方向があってようが間違ってようが、時代は流れていきますから。