書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

同報無線が聞こえるようにしてください

今日は中学校の廃品回収日。朝8時までに家の前の道路に出しておくと、生徒と保護者ががんばって回収してくれます。
家の前の道路というのが、うちの場合はだいぶ遠くになってしまうのがつらいところ。軽トラに、山盛り積んで、いっそゴミステーションまで運んでいこうとはりきります。

段ボール、新聞紙、広告、雑誌、アルミ缶。出せるものは全部まとめて(母がまとめてくれてあるのですが)、軽トラに積み込みます。わっせわっせと運んでは積み、運んでは積み。全部乗せて、いざゴミステーションへ。


お寺の坂を下り、市道を通り、メインストリートへ。
すると肌にひしひしと感じる違和感。


おかしい。
誰も廃品を出していない。
ありえない。


ゴミステーションを通り過ぎ、しばらく偵察です。ゆっくり走りながら見渡しますが、やはり一件も出していません。準備をしている様子もありません。なぜ・・・


途中出会った人に、廃品回収はどうなったのか聞いてみると、朝、同報無線で延期が伝えられたとのこと。なんでも先日の雨でグラウンドがぬかるんだままで、回収に使える状態ではないんだとか。


それはいい。それで延期になるのは良いんです。
でも、それを伝えるのが同報無線って・・・
うちのお寺は、同報無線は聞こえません。お寺の近所の数件のお宅も、おそらく聞こえないでしょう。東海地震の警戒宣言が出ても、うちはたぶん知らずにいますよ。それぐらい聞こえません。


湖西市は天竜・浜名湖地域の合併協議会から外れて以降、湖西マイウェイという湖西市自立のための計画を練っているのですが、その関係で市民2000人を対象にアンケートが行われました。私はたまたまその対象にあたったので、同報無線はどうにも聞こえないから、携帯電話のメールにでもメール配信をして欲しいと意見を書きました。それなら仕事で市外へ出ていても、近所で火事が起こったりしても情報を得ることが出来ます。もちろん同報無線が市内のどこにいても聞こえるようになるのは重要です。そうなればライフラインが寸断されるような事態になっても、同報無線が復旧すればある程度の情報伝達がかのうになりますし。


でもとりあえずの対策として、メール配信くらい、その気になればたいしたコストもかからないはずです。スピーカーを設置するのと比べて、ですけど。それくらいなら、サービスを受けられるのがメールアドレスを持っている人だけに限られてしまう方法であっても、許容範囲だと想いますけれど。むしろ、使える技術はかしこくどんどん使って欲しいです。


結局今日は、また軽トラから廃品を下ろしてガックリでした。そのガッカリ加減がこの日記に反映されているわけです。どの程度ガッカリだったか、読み取っていただけたら幸いです。