書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

芝刈り機、到着

いよいよ電動芝刈り機が到着しました。分かってしまえば簡単な組み立て(ハンドル部分のみ)なのに、すんなりと理解できずにちょっとだけ苦労したものの、すぐに使い始めることができました。

事前情報では20分ぐらいでバッテリーが空になるということでしたので、すでに16時でしたが、試運転のために境内の草刈りに挑戦です。

芝刈り機は芝を何mmの高さまでカットするか設定できるのですが、今回の芝刈り機の一番短くカットする設定は20mm。地面にぺたっとくっついたような草は刈り取ることができません。草刈りであっても地面ごと削るような刈り方をしないと刈れませんから、今回はそうした草は無視です。

・・・これからも無視かも。

凸凹したところは芝刈り機には向いていないので、そこそこ平らな部分だけに使うことになりますが、大半の部分を刈り終えることができました。意外。

まだバッテリーが残っていたので、裏手の駐車場へ移動。こちらは長い草が生い茂っています。しかも斜面。30cmぐらいの草になると、芝刈り機が力負けをします。本来であれば刈り込みの高さをもっと高い設定に変えてから一度刈り取って、ついで低く設定して仕上げ刈りをするべきところですが、36Vのパワーもあって力負けしつつも最終的には刈ってしまえるので、面白いのでそのまましばらくガリゴリ草刈りをしました。

ただ、高負荷状態ですからバッテリーの消耗は激しいです。あっという間にバッテリー切れ。さすがに駐車場の一角しか終わりませんでした。

芝刈り機は草を集める袋をつけて動かしますから、草刈りの後に掃除が入りません。袋を外したりするときや、バッテリー切れで止まった時にはまだ袋に到達していない草が落ちてしまうので、そうした所の片付けは必要とはいえ、熊手でかき集めなくて良いのはとても良いです。

袋もそんなにたくさん入りません。細かくカットされているので見た目以上に大量の草を取り込んでくれますが、それでも片手で軽々持ち歩ける重さです。軽トラックをなるべく近づけて、いっぱいになったら軽トラックの荷台に開けるという繰り返しは、そんなに苦にはならないと思います。

夏場に暑さに負けて草刈りができない理由の一つは、草の処理にかかる労力ですので、もしかしたら、来年の夏はある程度の暑さになるまでは、草刈りができるかもしれません。草刈り機をかけるのと比べると、遊んでいるかのような労力で芝刈り機は動いてくれますし。

現場まで芝刈り機を運ぶのに軽トラを使いますが、重くて載せるのに苦労しないかと心配したのですが、思ったより軽いです。仕様にある重量があるとは思えません。プラパーツばっかりで見た目が軽そうだからかなぁ。

正太寺にとっては、費用対効果がものすごく高そうです。これは良い買い物をしました。エンジン式なら燃料ある限り延々と作業ができますが、エンジン式の方が確か高価だったと思います。重さもかなり増えますし、私が扱うにはバッテリー駆動の方が断然向いてますね。静かだし。

明日は残念ながら1日オンライン研修の日。明後日は午前中、お寺さんの奥様のご葬儀に参列。午後からはもしかしたら草刈りに充てられるかもしれません。山の上の墓地が伸び放題になっているのです、そこを早くキレイにしたいのです。頑張りますよ〜

追記:念のためですが、私の買った芝刈り機の説明書には、雑草はあらかじめ取り除いてくれと書かれています。草刈りに使うにあたり、短期間では問題は出ていませんが、長期にわたると劣化が早かったりするかもしれませんし、思いもしない不具合に遭遇するかもしれません。私はそれらを受け入れて使っておりますので、やってみようという場合はその旨ご了承ください。

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カメラ係の準備

正太寺の晋山結制の一週間後に修行される、別のお寺の晋山結制の習儀へ行ってきました。私は写真を撮る係なので、よほど特殊な儀式を追加していない限りは法要の流れも頭に入っているから、写真を撮ることだけに専念できます。

今回も、目的は手持ちのカメラだけで性能が足りるか、という確認でした。 ずいぶん昔にカメラ係をした際には、当時使っていたカメラでは大きなフラッシュをつけないと本堂内をうまく撮れませんでした。本堂の中は、思いのほか暗いのです。

カメラ内蔵のフラッシュだとカメラを向けた先の一部しか照らしてくれないため、期待するような写真になりません。外部フラッシュを接続して、強い光の元で撮ることが普通です。結婚披露宴でプロに写真をお願いすると、必ず大きなフラッシュ使っているのはそういう理由です。

でも、あのフラッシュ、そんなに安くありません。期待した性能を発揮するためには、5万円とか6万円とか、最低でもそれぐらいの価格帯のものを買わなくてはなりません。気軽に買えるものではないのです。

カメラ性能も年々向上して、最新のカメラは日中の本堂ぐらいであれば、フラッシュなしで十分に撮れる性能があります。でも私のカメラは発売されてから3年経ちます。微妙なライン。

それ以前にはお寺の経費で買わせてもらったカメラが、高感度撮影をしてもノイズが乗りにくいというのが特徴であったため、フラッシュなしでほぼ事足りました。たまに内蔵フラッシュを使うぐらい。

今使っているカメラは、なんと内蔵カメラがありません。SIGMA fpと言います。ほら、2年ちょっと前に、父の日に自分へ向けて自分で買ったって、日記にも書いたカメラです。

センサーサイズはいわゆるフルサイズと言われる、かなり大きな部類です。センサーが大きければ大きいほど、明かりを取り込む性能が高くなるので、暗いところでも撮れるようになります。

オートフォーカスはさほど早くなく、また、ソニーのカメラにあるような瞳にピントを合わせる機能もありませんが、高感度撮影時のノイズはかなり抑えられているカメラです。だから外部フラッシュは買わなくても済むはず、という予測をしていました。

その確認を、今日ようやく実施できました。結果は、万事OK。

ISO3200というそこそこの好感度で撮影すると、フラッシュがなくても綺麗に撮れました。ノイズもよほど拡大表示しないと分かりません。L版プリントなら全然分からないし、もっと引き伸ばしてもよほどの大きさまでは分からないと思うなぁ。自宅でプリントしたら、プリンター性能の方が足を引っ張るかも。なんてね。自分のカメラだからいくらでも推しますよ。

シャッタースピードも1/250とかで撮れるので全然ぶれません。絞りはF5。中途半端ですね。被写界深度が浅すぎず、背景がボケすぎず、まあまあ撮りやすい。行事の記録なのでもっと絞ってもいいかもしれません。でもそうするとISOを6400まであげなきゃならなくなるかなぁ。

そこまで試してみれば良かったのですが、まあ大体問題なく撮れることが判明したので、実験することを忘れていました。もったいないことをした。

次回の習儀は、正太寺の本番とかなり近い日程なので、気もそぞろで行けないかもしれません。さらにもう一度習儀があるのですが、PTAの県での研修会があるので、そちらへ行こうかどうか、返事をするのに悩んでいるところです。問題なく写真が撮れることが分かってしまったので、研修を優先しても良いかなぁ。どうかなぁ。

そんなことを悩みつつ。現場ではiPad miniの画面でしか確認してないので、寺務所の27インチでじっくり確認してみます。楽しい。

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やはりバリカンが一番片付けに苦労する

電動剪定ばさみこと、バリカン。

髪の毛を切るバリカンと、どちらが元なんでしょうか。調べる元気は今の私には、無い。

13時ごろから多分16時ごろまで、バリカンを使って剪定をしていました。丸くしたりする芸術的な剪定ではなく、伸び放題の槿や細葉の木、夾竹桃をそれなりに適切な長さになるように、整えるだけです。細葉は場所によっては手遅れで、大きな脚立を使ってチェーンソーで上の方を切らないと手に負えなくなっていますが、とにかく道路に面した部分だけでも整えないと視界の妨げになり始めているのです。

夾竹桃は門前の駐車場に植えられているのですが、車が出て行く時に絶妙に視界を遮る位置にあるものを、バリカンで刈れる限界まで刈りました。これ以上は枝が太くてダメというところまで。視界の確保はこれでなんとか大丈夫。

目につくところは一通り、それなりに手が入っているように見える、という状態になりました。バッテリーは18V6Aですが、まだまだ余裕。草刈り機より長持ちする印象です。もっとも、草刈り機は18Vを2個使って36V駆動できるタイプなので、パワーがある分、消費も多いのですよ。

時間あたりの草木ゴミの排出量は、バリカンが一番のように思います。用事で外出していた師匠が15時半過ぎに戻り、片付けに取り掛かってくれ、今日は代休で学校がお休みだった長女も手伝ってくれ、最終的に三人がかりで片付けをしたのに、軽トラックに三杯分です。山に草木ゴミ置き場を設けているのですぐに処理できますが、市の処分場へ運ぶとなったらそれだけでもかなりの時間がかかります。大変。(100%草木なので、すぐに枯れて体積が減るし、いずれは土に帰るので、敷地内の山へ置くのが一番自然の循環に適しています。)

そして結局今日も日の入り時間過ぎまでかかってしまいました。毎日夜は指先が痛いです。なんで指先なんだろうか。革手袋が指を圧迫しているのかな。

夕方、最近よく電動系の道具を注文しているお店から、発送案内が届きました。明日発送になります、とのこと。そっかあ、到着は早くて明後日かぁ。もう一日前倒しがよかったな・・・

墓地の草刈りを主な目的として、芝刈り機を買ったのです。18V6Aのバッテリー2個と急速充電器つきで、6万円ちょっと。庭師さんに墓地の草刈りを頼むとすると、2回は頼めないかな、という金額。もっとも、山の上の墓地に至る道路脇もざっと綺麗にしてくれるので、芝刈り機の値段とは単純比較はできませんが、庭師さんに依頼する回数を減らせれば、あっという間に元が取れる計算です。

晋山結制に向けて、数件のお檀家さんからありがたいことにお祝いをいただきました。芝刈り機に施主名を入れるのは、汚れた時に申し訳ないのでしませんけれど、お祝いを使って買ったようなものです。まだ届いていませんが、大事に、かつ、有効活用しようと思います。

MLM432という型番。Youtubeで公園などの雑草を刈り取るのに使っている動画を見て、これなら墓地の草刈りはバッチリじゃん、となったのです。芝刈り機ですから本来は雑草を刈るためのものでは無いのですが、そこは自己責任で。石とか跳ねちゃうと、刃がすぐに痛むようですが、替え刃も2千円未満なので、草刈り機の刃と同じぐらいか、ものによってはちょっと安いぐらい。意外に経済的です。

www.youtube.com

もうワンランク幅が広い機種なると、金額が跳ね上がります。ここが限界。墓地の通路の幅を考えると、ちょうどいいぐらいじゃ無いかな。問題は、きわの部分。一応、本体の幅いっぱいまで刈れることになっていますが、お墓に最も接した部分は刈れないと思います。でも、そこを刈らないと仕上がりが綺麗に見えません。足で踏んで横に倒してから芝刈り機で通ればちょっとだけでも刈れないかなと、横着なことを考えています。

先のYoutubeによると、18V6Aのバッテリーを2本使い、20分ぐらいの駆動時間。付属の2本と、今手元にある2本。合わせて4本。山の上には電源もあるので、充電をしながら、時々休憩して、あまり焦らずに草刈りすればいいかなぁ。

フル充電するのに1時間程度必要なので、追加でもう4本あるとうまいこと回せるのかな。でも、純正バッテリーは1本2万円以上します。いくらなんでも高いですよねー。

互換バッテリーも売られていますが、バッテリーは、やはり純正品が安心。特に容量の大きなバッテリーはね。

庭師さんに頼む回数を減らすことで少しずつは維持費の削減になるはずなので、いずれば追加で購入することもできると思います。ヘタリもあるので完全に休憩なしで駆動できるようになるまでにはずいぶんかかりそうですが。

あ、収納場所を考えていなかった。縦置きで収納できるということなのですが、それでもかなりの大きさです。重量も結構あるのであまり奥まったところへはしまいたくないし。どこへ収めようか・・・

長いお付き合いの庭師さんの売り上げに貢献できなくなってきているのは申し訳ない気持ちもあるのですが、今までが多すぎたし、お檀家さんからのお布施で運営しているわけなので、減らせるところは減らしていきます。その分、余裕ができれば、他にもお寺のためになる部分があるのでそこへ使っていきます。

ただ、今は余裕が一切なく、給料もらうために、給料をもらう側から借り入れをしなくちゃならない事態が間近に迫っています。なんとかそこは回避したいのですが、どうなることやら。神のみぞ知る・・・

さて、明日はどこの手入れをしようかと順番を考えていたのですが、よく見たら午後から予定あるし、週末までに整えなきゃならない書類があるし、週明けまでに色々書いて送らなきゃならないメールがあるし、明日の午前中は事務仕事に割り振ろうかな。来週以降の平日は晋山結制までの期間、予定を詰めないようにしてあるから、まだ境内の見た目を整える時間はあるでしょう・・・

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終わらない作務

門前の景観を整える作業を一旦区切りにし、境内の草刈りを開始しました。稲荷殿周囲が草まみれなので、まずはそこから。隣接する池まで手を入れたいけれど、チェーンソーを復活させないと時間的に間に合わなそう。池に近づけないのです。切りたい杉の木もあるし、一度動かしてみないとな・・・

高枝切りのチェーンソーは、全然切れなくなってしまいました。チェーンの刃を研がなくてはならないほどは使っていないのですが、使い方が悪かったのでしょうか。向きが違っていると全く切れないので、そこは何度も確認しました。あってる。絶対あってる。

オイルも無くなってしまったし、そこらも買い足さなくては。チェーンソーの復活にもオイルが必要です。あとは固くて回らない燃料タンクとオイルタンクのキャップを工具で無理やり捻った際に、破損しないといいのですけれど。農協で買ったと思われるので、持ち込めばメンテナンスしてくれるのかな。

電動のチェーンソーも欲しいのですが、お値段がお高くて手が出ません。そもそも庭師さんを頼む金銭的余裕がないから何もかも自分でやっているわけで。とはいえね、自分でやるためには道具を揃える必要もあり、なかなか難しいです。

晋山結制が目前という理由がなければここまで時間を確保することも難しいので、なんとかしてお金を確保して庭師さんを頼ることも必要。スピードも仕上がりも全然違いますからねぇ・・・ただ、木は滅多に切ってくれないので、自分で見つけ次第小さなうちに切ってしまっておかなくてはなりません。大きくなったら手がつけられない。

晋山結制までには、各所の剪定も必要です。植え込みを丸型に剪定するという難易度の高いものではなく、細葉の木を整えたり、転落防止に植えてある槿を整えたり。その程度。それ以上の剪定が必要なものの大半は将来的には根こそぎカットの予定です。大きくなり過ぎているので、一度リセットなのです。勿体無い気もするけれど、今のままでは庭師さんに選定してもらった直後のしばらくしか、綺麗に見えません。それはもっと勿体無い。

手押しの草刈り、欲しいなぁ。山の上の墓地の草刈りをしなきゃならないのですが、時間を取られすぎるので、草刈り機以上の良いものが欲しいのです。毎回庭師さんを頼むよりは買った方が安いはずとは思うのですが。実際に使ってみないとうまくマッチするか分からないのが難題です。

こうしたたぐいの作務ならいくらでもあります。尽きることはありません。皆さん、もしアイテムを手に入れたら、正太寺でお試ししてみませんか?限界性能が試せるかもしれませんよ?

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青少年健全育成大会で出番

湖西市青少年健全育成大会が今年も無事に開催されました。確かコロナ禍初年度は中止していたように思います。昨年は規模を縮小して復活し、今年も縮小した規模のまま、開催。

でもこういうのは、とにかく続けていかないと、ある時急に復活させようとしても大変な難しさを伴うことになります。湖西市の場合、というか他の多くの自治体でも同じだと思いますが、実行委員会の構成がどうあれ、実際の運営は自治体職員が行なっていることと思います。

職員には異動がつきものです。これは避けられません。3年も経てば、すっかりメンバーが入れ替わり、かつての大会運営を見たこともない人ばかり、という事態だってあり得るのです。

縮小した大会であっても、大会宣言に書かれている内容とはだいぶ離れたものであっても、とにかく続けることが必要なのです。新型コロナとの付き合い方もだいぶ押さえるポイントが分かってきたので、来年あたり、もう少し規模を戻して開催できるのではないかなぁ。

と、期待しています。

そんな私ですが、今年はなんと実行委員会副委員長という大役を仰せつかりました。例によってPTA連絡会の充て職ではあるのですが、副委員長の大事なお仕事として、会場を代表して、大会宣言を読み上げるというものがあります。A4用紙一枚に、割とびっしり書かれたそれを読み上げると、ゆっくり読んで2分ぐらいでしょうか。その2分のために随分と緊張した時間を過ごしました。

今日までに何度も読む練習をして。昨日はスマホで録音して読むペースを客観的に確認したりして。これはやって良かったですね。自分で想像したよりも間が詰まっていて、聞いていて落ち着かない感じになったものを、直すことができました。

そしていざ本番。大会会長の市長の挨拶もテンポ良く終わり、続いて実行委員長の明湖会会長の高村さんの挨拶もこれまたテンポ良く終わり。普通長くなりがちな場面だというのにこのお二人はなんともまあ・・・

次が私の番なのです。大会宣言。この場で採択するという流れではなく、実行委員会で案を吟味して決定し、この場では大会開催をする上での決意として読み上げ、賛同してもらって同じく決意を新たにしてもらう。そんな感じ。

司会者から紹介され、演題に向かい、読み上げるところまでは覚えているのですが、読み終えてから自席に戻るまでの間があまり記憶にありません。

そして、とある校長先生からまさに読み上げている最中の私の写真をいただいたのですが、完全に目を瞑っています。2枚いただいたのに2枚とも瞑っています。手に大会宣言の書かれた紙を持ち、目を開いて読んでいるつもりだったのに、遠目には目を瞑っているように見えてしまっていたのかも。

まあ、私の顔をずっと見ていた人もほとんどいないでしょうけれど。読むだけの人ですから、手元の資料を見て宣言文を目でも確認するか、早く終わらないかなと考えているか、どちらかではないかと・・・

ともかく。私の出番は終わり、残りの時間の大半は、各種大会やコンクールでの成績優秀者の表彰に当てられました。最後は少年の主張として、小学・中学・高校の年代から代表一名が出て、自らの主張をかっこよく語ってくれました。こうやって自分の考えを力強く人前で話すというのは、ものすごく勇気のいることだと思います。すごいなぁ。

私なんて用意されている文を読むだけでこんなに緊張したのに。

ちなみに、A4用紙1枚に割とびっしりの大会宣言ですが、私が読み上げる時ように、A3の紙に拡大してもらっていました。老眼と斜位が疲れや緊張で強く出てくると、極端に字が見えづらいことがあるものですから、念の為大きな紙に大きな文字で。お陰様でとても読みやすくかったです。なんでも頼んでみるものですね。

時間にしてわずか1時間の式典でした。かなりの規模縮小です。コロナ禍以前はもっとたくさんの人を壇上にあげて表彰していたはず。表彰を見ているだけという時間はあまり楽しいものとは想像できないかもしれませんが、でも、努力して頑張った子達が表彰される姿は、親目線にはとても嬉しく楽しいものですよ。欲を言えば、もうちょっと、緊張しないで壇上に上がれる方法が何かあるといいのですけれど。

来年はPTAについては無役であると思いますので、こうした大会にも参加することがほぼないと思います。今年と同程度に規模縮小した場合は一般参加もありませんし。でも、頑張った子達を讃える場面は、またいつか見ることができたら嬉しいですね。

大会宣言読むのは、もう、これっきりで。

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法要の撮影に臨む

曹洞宗にも青年会というものがあります。原則として39歳までが会員です。ここ静岡県第四宗務所管内では、寺院数が少なく会員規模が小さくなってしまうので、49歳までを会員として活動しています。

東海地方に10の青年会があり、持ち回りで大会を開いています。その当番が今年度、地元の青年会に回ってきました。

コロナ禍においてどのような催しにするか、実行委員会では随分と悩んだことと思います。私も今年度から青年会の副会長。実行委員会は別人員としているので私は直接に計画に関わることはなかったのですが、気にはなっていました。

出来上がった計画は、基本はオンライン配信にて大会を開催。開会法要を事前に撮影し、きれいに編集して大会当日に配信をし、引き続き講演会をライブ配信する、というもの。これならば、コロナ禍の中、東海地方各地の青年僧に遠路駆けつけてもらう必要もなく、檀信徒にも安心して参加してもらえます。何より法要に失敗がない。安心。

その開会法要の撮影が本日実行されました。

もう10年以上、宗務所勤務で何かと時間がなかったことを理由に青年会活動には参加していなかったのですが、副会長でもあるので今年は少しずつ参加率を上げています。今回も、撮影に出席で返信しました。

ただ、会員の中でも年齢が上の方になってしまったので、法要に参加すると言っても、両班で立っているだけです。導師を挟むように整列して、導師と共に法要を中心的に営む大事なお役なのですけれど、ぱっと見は立っているだけに見えちゃうんですよ。

でも、法要にこうしてちゃんと参加するのは久しぶりです。他のお寺の晋山結制などに随喜しても、受付だったり司会だったりして、法要担当ではありませんでした。今回はがっつり法要担当。嬉しい。

始まってみると、ライブとは違う、録画ならではの難しさを体験することになりました。ライブであれば、細かな失敗や不揃いな場面など、たとえそれらが起こっても、やり直しは効きません。そのまま続けるしかないのです。これは緊張感にもつながりますが、終わればそれまでという割り切りもできます。

録画となると、より完璧さが求めれます。曹洞宗では大本山である永平寺總持寺では、細かな所作に違いがあります。それらを今日この瞬間だけでも統一しないと、映像になった時に不揃いが気になることでしょう。

最初から最後まで通しで録画した後、カメラ位置を変えてもう一度最初から最後まで録画したり。つまり同じ法要を2度繰り返しています。

これは思いの外、大変でした。ライブとは違う緊張感があります。どちらが気楽ということは決してありません。録画は録画で、失敗したら撮り直しだと思うと、余計に細かなところまで失敗できないという気持ちで、緊張感が増してきます。

くしゃみしたくなったらどうしよう。そういう感覚がずっと続くのです。

それでも、これだけ法要の中心に関われたのは十数年ぶりのこと。とても充実していました。完成品はどのようなものになるのか楽しみです。両班とはいえメインキャストというには弱いので、あまり映っていないような気もしますが、まあそれはそれ、関われただけでも嬉しいものです。

実際の大会は年が明けて、2月のこと。まだだいぶあります。映像の撮影も編集も、プロのお仕事となります。自分たちの法要が、プロの手にかかるとどんな映像になるのか、楽しみですし、勉強にもなると思います。録画データは後からもらえたりするのかなぁ。研究してみたいです。

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切るよ、切るよ

お手紙作成は一時中断。完成の目処は立っていますが、今日は祝日で投函しても進捗ないので、朝から草刈りと伐採に取り掛かりました。

正太寺の墓地の一部は、山を少し登らないたどり着けません。その道が草が覆われかけていました。しばらく前から気づいてはいたのですが、門前の伐採作業を優先していて、ここを片付けたらちょうど区切りになる、そしたら取り掛かろうと思った場所で、指を切ったんです。

それから作業を中断すること4日。ようやく力を入れても安心していられるほどに治ってきたので、伐採は後回しにして墓地への道の開拓に乗り出したのです。

私が始める頃、師匠がすでに境内の掃き掃除をしていて、そのままの流れで私が刈り散らかしたものを集めてくれました。おかげで随分楽をしました。半分以上、師匠が一人で集めてくれたんじゃないかな。

草刈りの大変なのは、草を刈ることよりも、刈った草を集めることであるというのは、ここで何度も書いてきたことですし、やったことのある人なら100%同意してくれることでしょう。そこを手伝ってもらえたのは本当に助かりました。

午前中いっぱいかけて、墓地へ至る二通りのルートをそれぞれ草刈りして、お昼を知らせる音楽が同報無線で流れる頃、なんとか区切りにすることができました。

昼食を食べ、少し寝て、それから今度は指を切った場所で作業再開です。ツツジなのですよ。ツツジはたくさんの枝が地中から生えているようなイメージです。根元を一本切れば全部倒れるというわけではありません。簡単に言うと気分は半泣き。

前回半分ぐらいの枝を切ったはずなのに、なおまだ1時間以上かかったのではないかな。

今回は根っこはそのままです。とにかく見た目を私のイメージする正太寺像に回復することが優先なのです。並んで生えていたふた株のツツジをなるべく根本から刈り取って、今日の伐採作業は終了。放置したらまた復活してくるのかな・・・

妻が同時進行で、蔓に覆われていた参道階段の両脇を、必死になって復元していました。復元という表現が相応しいほどに、蔓が取り除かれた参道はすっきりとして気持ちが良いです。取り除いても古いものは古いものですが、ジャングルではなくなりました。ただ、妻曰く、蔓をとったら色々崩れてきそう、とのことで。蔓によって支えられていた部分もあるでしょうね。ちょっと心配。

妻の努力の結果は作業用の手袋にも現れていました。軍手よりはかなり丈夫な手袋のはずなのに、穴が三箇所も。穴が開くたびに新品に変えていたので、今日だけで三箇所空いたということです。なんということ。

私は今日から革手袋です。トンボレスキューの手袋が倉庫にあったので、それを使ってみました。調べてみると手袋業界も用途別に幅広く、耐切創手袋というのもあって、私の必要なものはこの類のものになりそうなのですが、とりあえず革。全体が革なので、草刈り鎌程度なら十分に防いでくれそうです。チェーンソーとなると話は別ですが。

細かな作業にも割とこなせるので、外れたチェーンソーのチェーンをはめ直すぐらいは手袋したままでOK。ただ、真っ白なので、すぐ黒くなってしまう・・・軍手なら使い捨ても可能なお値段ですが、革手はそういうお値段ではないので。

ちなみにこの革手袋、数年使わずにいたものです。そのためか、手袋を外したら、手が真っ白でした。外見はなんともないのですが、中身が劣化してきているようです。ただまあ、実用上はさほどの問題もないので、次に買う時まで我慢です。妻の分もあったらいいかなぁ。手を痛めてもらっては困りますから。

金・土・日と草刈りをする時間がなそうです。続きは月曜。門前の整備は一休みにして、墓地周りや駐車場、そして肝心の本堂前の境内を整える作業に取り掛からねば。他にもやることがあるし、意外に時間がありません。幸いお天気続きですからね、体調に気をつけつつ、手際よくこなしていきたいところです。

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