書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

カメラ係の準備

正太寺の晋山結制の一週間後に修行される、別のお寺の晋山結制の習儀へ行ってきました。私は写真を撮る係なので、よほど特殊な儀式を追加していない限りは法要の流れも頭に入っているから、写真を撮ることだけに専念できます。

今回も、目的は手持ちのカメラだけで性能が足りるか、という確認でした。 ずいぶん昔にカメラ係をした際には、当時使っていたカメラでは大きなフラッシュをつけないと本堂内をうまく撮れませんでした。本堂の中は、思いのほか暗いのです。

カメラ内蔵のフラッシュだとカメラを向けた先の一部しか照らしてくれないため、期待するような写真になりません。外部フラッシュを接続して、強い光の元で撮ることが普通です。結婚披露宴でプロに写真をお願いすると、必ず大きなフラッシュ使っているのはそういう理由です。

でも、あのフラッシュ、そんなに安くありません。期待した性能を発揮するためには、5万円とか6万円とか、最低でもそれぐらいの価格帯のものを買わなくてはなりません。気軽に買えるものではないのです。

カメラ性能も年々向上して、最新のカメラは日中の本堂ぐらいであれば、フラッシュなしで十分に撮れる性能があります。でも私のカメラは発売されてから3年経ちます。微妙なライン。

それ以前にはお寺の経費で買わせてもらったカメラが、高感度撮影をしてもノイズが乗りにくいというのが特徴であったため、フラッシュなしでほぼ事足りました。たまに内蔵フラッシュを使うぐらい。

今使っているカメラは、なんと内蔵カメラがありません。SIGMA fpと言います。ほら、2年ちょっと前に、父の日に自分へ向けて自分で買ったって、日記にも書いたカメラです。

センサーサイズはいわゆるフルサイズと言われる、かなり大きな部類です。センサーが大きければ大きいほど、明かりを取り込む性能が高くなるので、暗いところでも撮れるようになります。

オートフォーカスはさほど早くなく、また、ソニーのカメラにあるような瞳にピントを合わせる機能もありませんが、高感度撮影時のノイズはかなり抑えられているカメラです。だから外部フラッシュは買わなくても済むはず、という予測をしていました。

その確認を、今日ようやく実施できました。結果は、万事OK。

ISO3200というそこそこの好感度で撮影すると、フラッシュがなくても綺麗に撮れました。ノイズもよほど拡大表示しないと分かりません。L版プリントなら全然分からないし、もっと引き伸ばしてもよほどの大きさまでは分からないと思うなぁ。自宅でプリントしたら、プリンター性能の方が足を引っ張るかも。なんてね。自分のカメラだからいくらでも推しますよ。

シャッタースピードも1/250とかで撮れるので全然ぶれません。絞りはF5。中途半端ですね。被写界深度が浅すぎず、背景がボケすぎず、まあまあ撮りやすい。行事の記録なのでもっと絞ってもいいかもしれません。でもそうするとISOを6400まであげなきゃならなくなるかなぁ。

そこまで試してみれば良かったのですが、まあ大体問題なく撮れることが判明したので、実験することを忘れていました。もったいないことをした。

次回の習儀は、正太寺の本番とかなり近い日程なので、気もそぞろで行けないかもしれません。さらにもう一度習儀があるのですが、PTAの県での研修会があるので、そちらへ行こうかどうか、返事をするのに悩んでいるところです。問題なく写真が撮れることが分かってしまったので、研修を優先しても良いかなぁ。どうかなぁ。

そんなことを悩みつつ。現場ではiPad miniの画面でしか確認してないので、寺務所の27インチでじっくり確認してみます。楽しい。

——————————

基本的に毎日書いてます。 何か共感できる内容がありましたら、ぜひSNSでシェアしてください。喜びます。
noteも結構書いてます
Bloggerにブログも書いてます。こちらは数日置き更新。「もばいる坊主