書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

やっぱり冬の方が好きになってしまった

朝、いつものように位牌堂で沸かしたてのお湯をお供えしていたら、湿度にやられました。正太寺の位牌堂は山内で最も高湿度環境となっています。もう少し気温が高くなるとたった一人、自分のために扇風機を回すのですが、今日の気温は半ズボンだと寒く感じるぐらいでしたから、問題ないだろうと高を括っていたのです。

そしたら、首の後ろにねっとりまとわりつく感覚がいつまでも取れなくなってしまって、朝食中も横になりたくて仕方がないというような状態になってしまいました。

エアコンも使い、保冷剤を首の後ろに当てていても改善の兆しがないことから、いつもはみんなで一緒に片付けをするのに全てを任せて早々に一人ベッドに戻り、気がついたら1時間近く眠っていました。

それからまた眠り、目が覚め、よく分からないけど頭痛もあるような気がして薬を飲み、なんとか元気が戻ってきたのはもうお昼近く。思い切ってお昼ご飯の焼きそば作り当番を受け持って、ようやく首の後ろのねっとり感を完全に振り切った感触を得ました。

霊とかじゃ無いですよ。

日中の法事がなくてよかった。晩からの法事がありますが、今の体調なら問題なくお勤めできそうです。

冬の間はこういう体調不良って記憶にありません。頭痛がするにしても、朝一番は元気でいられるように思います。寒いのは苦手ですが、対策のしようはありますから、消極的選択をするのであれば、今は夏よりも冬の方が好きと言えるかも。

天候がわけわからない乱れ方をしているところに、自分の体までわけわらなくなるなんてね、勘弁してほしいです。これも運動不足が起因になっているのでしょうか。毎夜のウォーキングの再開を目論んでいますが、雨の中出ていくほどのやる気はないため、梅雨明けを待っているところです。

ウォーキングを頑張れていた頃は、どんな体調だったかなぁ。もうかれこれ5年以上前のことだなぁ…

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休養日でも頭痛の魔の手からは逃れられない

休養日と決めていたので、なるべく仕事はせずにいたのですが、頭痛は放っておいてくれませんでした。どうしてだ。

薬が今回はそこそこに効いてくれているようですが、頭がズーンとしている感覚は残ったままで、残念。最近頻発している頭痛はおそらく天候由来のものなので、梅雨明けするまではどうしようもないとは思うのですが。

空梅雨の時はここまでひどくなかったように思うので、これから毎年こんな梅雨になるのだとしたら、災害より前に自分の頭がどうかなるかもしれないなと心配になります。

心拍数はだいぶ落ち着いてきました。体調面はもう問題ないと言えるでしょう。週末は法事が続きますので、これで安心して臨めます。

東京では新型コロナウィルスへの感染者が急増中。河川の氾濫・土砂崩れも日本各地で発生。結核感染まで出てきました。不安要素がいっぱいのここ数日ですが、こういう時には敢えて情報を絞りましょう。地元の話題以外はあまり耳に入らないようにすると、概ね良い話のほうが多くなると思います。残念ながら、どんなに足掻いても我々がどうこうできるレベルの事態ではなく、せいぜい被災地に寄付金を送るぐらいしか出来ません。

そこはしっかり割り切って、自分でなんとかできる、自分の身の回りのことに集中しましょう。心の落ち着きを取り戻して、自分の人生に集中しましょう。それが巡り巡って、たくさんの人の助けになるかもしれません。

例えば、ワイドショーを見て同情の心を起こしているよりも、その間に1円でも収入を増やして寄付に回せば、確実に人の役に立てます。

今日の私は仕事をしない代わりに身の回りのことに集中しましたよ。スプレーしておくとゴキブリが弱って次第に出てくるというヤバイ薬を使ってみました(フマキラー製)。1時間ぐらいでワラワラ出て来るというレビューを読んだので、家族をビビらせないように待機していたのですが、3時間ほど経過しても出てきません。

ここにいそうだと目星をつけたところにいなかっただけなのか、スプレーした部屋にはそもそもいなかったのか。さあ、どうなのでしょうか。あんまり使いすぎても体に害が出るようですし、ちょっとずつ試してみようと思います。たくさん出てきて欲しいような、出てきて欲しくないような。難しい感情を抱かせる薬ですね。

お盆のお手伝い終了

本日無事に浜松のお師匠さんの元でのお盆のお手伝いが終了しました。ほとんど雨天の中ですが、どうしようもなく降っているタイミングだったのは一度だけ。それ以外は着物もほとんど濡れない程度で済みました。日本各地で豪雨・氾濫・竜巻が起こる中ですから、非常に幸運だったと言えるでしょう。

体調も大崩れせず、回復基調のなかでの最終日。明日からは師匠と歓談することも、初めて会う檀家さんとお話しする時間もなくなると思うと一抹の寂しさすら抱きます。ただ、久しぶりの浜松往復という通勤を経て、だいぶ体もお疲れのようなので、明日はゆっくり休もうかなと思います。

私が伺った軒数は20軒ほどなので、たったそれだけで手伝いになっているのか大変不安なのですが、そのあたりは相変わらず思い切って聞くことが出来ずじまい。心配なままです。

私はこれでお盆が終わった気分を満喫できますが、師匠のお寺自体は、当然ながら15日までお盆は続きます。引き続きご自愛いただきながら、無事に16日を迎えていただきたいです。

正太寺のお盆は、来週少し遠方まで初盆のお経に伺います。それが最終となります。

湖西市外のお檀家さんは、基本的にはお盆のお経に伺わずにご無礼しているのですが、初盆の時だけはどれだけ遠方でも伺いますとお手紙しましたら、是非にと言っていただけました。うれしい。

いろいろ気をつけなければならないことの多い環境になっていますので、現在安全に行ってくる方法をいろいろ考えています。初めて伺うのでとても楽しみなので、検討にも力が入りいます。やっぱり車がいいかなぁ。

この雨は来週も続くようで、そちらも心配です。これ以上どこにも被害が出ないことを祈っていますが、自然が相手のこと、祈るしかないのがもどかしいです。川の氾濫被害にあった地域では、支援の募集が動き出しています。泥かきは破傷風対策やその他の装備も必要ですし、遠方からの人の移動はコロナウィルスの拡散にもつながりかねませんから、現地入りには慎重な判断が求められます。

必要な物は現地の方が一番分かっていて、そうした情報にも次第にアクセスしやすくなると思います。また、いずれはお金が必要になるのは間違いありませんので、ちゃんとしたところへ送金するのはとてもいい支援になると思います。自分ごととしてとらえて、出来る限りの支援をしていきましょう。支えあいで心も懐も暖めましょう。

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山門施餓鬼会の随喜もなんとか完了

浜松のお師匠さんのお寺で山門施餓鬼会が厳修されました。コロナ禍対応のため、初盆のお宅だけの参列に絞っての法要となりました。

例年は大勢の随喜のお寺さんとともにお勤めするのですが、今年はそれも無し。唯一、私だけが随喜することになりました。

隠居されたお師匠さんが鳴らし物担当、私が侍者。お施餓鬼法要というのはどこのお寺でも古くから行っている法要であるため、長い年月の中で組み上げられた独特のやり方があります。

ベースは同じであるものの、近隣寺院とのスケジュールの都合にあわせて少し省略してみたり、同時にいくつかの法要を併修したりと、千差万別。

正直、浜松地域のやり方には精通しておらず、初参加となった昨年は非常に戸惑いました。

今年はその経験を活かして無難に終えられるはずだったのに、ウィルスのせいでイレギュラーな形の法要となって、昨日からもう緊張MAX。体調が変だったのは、それもあったのかも。ちなみに今日も1日通して心拍数多め。

ただ、イレギュラーな法要は正解もまた不存在。一つ一つの動きがセオリーから外れていなければ、臨機応変に対処していけば良いので、「間違えた」という感覚とは無縁です。ただ、もっとうまくやれたんじゃないかという心境にはなるかもしれません。

今日のところは、まずまずうまいこと出来たのではないかと思います。

それにしても。本山を下りてもうすぐ22年。僧侶は本山を下りた後は、現場での研修が永遠に続くと思ってください。そして、22年間も研修を続けてきても、法要が少しイレギュラーになっただけでこれだけの緊張感を抱えながら、必死の思いで取り組まなければならないとは。研修の幅が足りていませんね。今日を乗り越えられたことに安堵せず、これからも日々精進です。

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七夕は雨。体調は下降線。

今年の七夕は生憎の雨。織姫と彦星が出会う様子は窺えません。でも雲の上では年に一度の再会を楽しんでいることでしょう。願わくば、たくさんの人が笹に結びつけた短冊にも、目を通してもらえますように。

そろそろ、月遅れの七夕を、日本標準にする時期かもしれませんね。夏休み中にはなってしまいますが、家族で迎えるにはちょうど良いかもしれません。なお、湖西市の公立小中学校の今年の8月7日は、一学期の終業式となっています。夏休み、短いです。

こんな天気に影響されているのか、私の体調も下降線。相変わらずお経に伺っている間は元気いっぱい。今回はお手伝い中なので、師匠のお寺にいる間も元気いっぱい。しかし帰宅のためにお寺をを出た途端、疲れに包まれます。極端すぎます。

Apple Watchが常に心拍数を計測してくれているのですが、なんだか体調に疑問を感じて計測結果を見てみると、今日一日、半分以上の時間帯において、枚分80拍以上となっていました。流石に異常自体です。体温は平熱の範疇ですが、普段よりわずかに上昇。測り直したら少し戻りましたが、心拍はいつもよりも高い状態。

昨日からやけに疲れを感じやすくなっているのですが、これが一因と思われます。

すわ、新型コロナか、と心配になりますが、私の場合はもっと可能性の高い理由があります。

ストレス。

周囲の人からはあまり信じてもらえませんが、ストレスに弱いのです。精神は耐えられても体に不調をきたします。どうにもなりません。それが出てきたのかなぁ、と。夕方から両手に軽いピリピリ感が出ていて一向に治りませんし。十中八九、ストレスが原因でしょう。

お盆のお手伝いというのは、知らないお宅に伺うということです。お檀家さんにとっても、知らない和尚が来るのです。身の上を一通り説明はしますが、私からも緊張感は抜けませんし、お檀家さんもなかなか緊張が解けるということはないでしょう。そもそも和尚を迎えるという時点で緊張があるわけですし。

私にとっては知らないお宅へ行って、お経を読んで、お茶をいただいて、お話をして。そうした行為がストレスになっているのは間違いありません。知らない和尚を迎えていただいただけでありがたいですし、私もそこを感じ取って安心はするのですけれど、奥の方でストレスがあるのでしょうね。そもそも正太寺のお檀家さんに伺うときだって、どこかでストレスを感じて疲労促進に繋がっているのですから、これはもう性格上どうしようもありません。

そんなわけで、お手伝いの終わる明後日の夕方には、かなり快調に戻るものと思われます。それまでもうしばらくの辛抱。栄養ドリンクと葛根湯あたりでこれ以上の体調悪化を予防しつつ、あと二日間、頑張ろうと思います。

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止まない雨はないというけれど

九州の雨が心配でなりません。東海地方もかなりの雨量となっていて、災害の発生が危惧されていますが、現在進行形で災害が発生している九州の方がやはり心配です 特に正太寺は山にあるため、土砂災害以外はほぼ心配無用というのもあります。

梅雨前線って、昔はこんなに凶暴でしたでしょうか。昔のことを言っても仕方ないのですが、つい考えてしまいます。温暖化の影響があるにしても、あまりに過酷。これで梅雨が明ければおそらく酷暑と言われているのですから、日本は過ごしやすい国とはとても言えなくなりました。

そもそも停電してエアコンが動かないだけで熱中症による死者が続発するということ自体、異常なことです。

止まない雨はない。それは確かなことでしょうけれど、それを心から信じることができないぐらいに、不安を感じています。比較的安全な場所にいる私がそう思うぐらいですから、九州の方々の思いはいかばかりかと。

これ以上被害が広まりませんように。

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新たな思いつき

仏壇の上に遺影を飾っているお宅も多いと思います。それを外すタイミングに悩んでいるお宅も多いと思います。引越しのタイミングで、飾るスペースが無くなってしまったとか、そういうケースもありますよね。

遺影を飾るかどうかというのはそのお宅の裁量に任させれている問題でして、お寺が口を出す問題ではありません。でもずっと飾っているお宅にとっては、外すにあたってお寺さんに相談をしないとならない、という気持ちの強い場合もあります。お寺の指示で飾っている、というぐらいに感じているお宅もあるんです。

先祖代々続けてきた場合は特に、ですね。当然お寺の指示でしょう、となるのも分かります。

そんなわけで、遺影をどうしたら良いかという相談はたびたび受けるのですが、今日、ついに、良い方法を思いつきました。今後はこれを推していきたいと思います。

普段はしまっておく。まずこれが大事。すでに飾っている場合は埃も積もっていると思います。頻繁にお掃除をしていても、やはり汚れはあると思いますので、しまう前に出来るだけお掃除を。

そして、お正月に飾りましょう。どんな飾り方でも良いです。上の方でも良いですし、机を出してきて並べても良いです。

正太寺では本堂の西側に、歴代住職の肖像が描かれた掛け軸を飾ります。17代+道元様、瑩山様などなど。結構な数ですので毎度大変なのですが、西側の窓側に赤い幕を張って、そこに掛け軸を飾ると、お正月の雰囲気になるのです。

お檀家さんのお宅でも、そういう形で毎年続けて、遺影が並んでいるとお正月の雰囲気を感じるほどになってもらえたら良いんじゃないかなと思います。

深く検証していないので問題点とかあるかもしれませんが、そうは言ってもお寺で毎年やっていることの縮小版ですから、特段問題点もないとは思うのです。

是非お試しあれ。

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