書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

大学無償化の話が出てきた

びっくりしました。3人以上の多子世帯向けに、大学を無償化すると言う話がニュースになっていました。

まだまだこれから詰めていく話ですからどうなるか分かりませんが、氷河期世代が該当する大きな支援の政策です。教育については私立高校の授業料も無料状態にかなり近づきましたし、庶民向けの良い政策が続いてますね。

とはいえ、氷河期世代でも恵まれた人たち向けです。悪いループに嵌りこんでどうにもならなくなっている人たちは、そもそも結婚にたどり着けていない人もいます。嵌りこんでいなくても、漠然とした不安から結婚を避けた人もいるでしょう。

そんな中で3人以上の子供を育てているというのは、収入や環境が恵まれていたと言えます。

でも、子供を増やさなくちゃどうにもなりません。大学へ行く学力があるなら、勉強してもらって社会に還元してもらうべきでしょう。対象となる世帯が少ないと言う見積もりもあるのかもしれません。

それに、この政策によって少しでも出生数が上昇するならば、大きな大きな成功事例となります。3人以上といわず、2人以上、さらには誰でも、というように範囲を広げることで、結婚にまつわる金銭的な不安のいくつかを緩和できる→子供が増える可能性が上昇する、という胸熱展開だって期待できます。

この一施策をもって少子化政策を論じるのはあまりに乱暴。いろいろ検討している中での一施策、と捉えるべきでしょう。次が出てこない時こそ批判をするべき。

いや、そんな難しい話は私には似合わない。国がお金を出すって言ってるんだから、外国じゃなくて国民に向けてお金を出すって言ってるんですから、反対する理由なんてないでしょう。

財源?

増税が心配?

すでに公立私立問わずに高校の授業料がほぼ無償化されています。所得制限があるものの、それらの費用に比べたら、3人以上の世帯に限定された施策にかかる費用など・・・

2人しか子供がいない家庭との差が大きすぎるという声もありますが、実際に3人育てると、2人とは何もかもが違うんですよ。1人と2人の子育てに大きな差があるように、2人と3人にも大きな違いがあるんですよ。4人になれば尚更。

公共・民間問わず、サービスが大人2人、子供2人を前提に設計されているように感じます。5人家族になった時点で大きく外れていくという場面はいくつも経験しました。

子供3人といえば、人口増加に貢献してるんです。2人じゃ増えないんです。それなのに・・・という不満が一度も湧かなかった当事者は、聖人ですよ。

そんな具合ですので、一概に不公平とも言えないと思いますよ。とにかくやってみましょうよ。3人の子育て中の私が思う、今日のニュースの感想でした。

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