書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

私立と思ったら公立だった

「子供を伸ばす! 学校と家庭のiPad超活用術」届きました。Amazonさん、昨日注文して今日届くのですから、本屋さんへ行く時間を作るよりも早いんですよ。大学生の頃みたいに、自転車で5分の距離に本屋さんがあれば良いんですけど。

最初に本をネットで買うという体験は、クロネコヤマトブックサービスでした。手数料だかなんかで400円ほど必要でしたが、私が買うような本は店頭にないことが多く、店頭へ行って取り寄せを依頼し、入荷したら取りに行くと言う二度手間を考えたら400円は安いと感じました。

電話で取り寄せを依頼すれば一手間減らせますが、電話が苦手という大問題がその頃から私の前には横たわっていたのです。

そして最寄りの本屋まで車で15分〜20分。給料が手取りで8万5千円ほどだった20代の私にとってみても、400円は安く感じたのです。実家暮らし(お寺暮らし)とはいえ、あの給料でよくやっていたよな・・・

今ではAmazonプライムに加入して、普段のネットショッピングではほとんど送料が発生していません。買い物をする時だけを考えれば、良い時代になったものです(Amazonと配達業者との契約内容が心配)

そんなこんなを乗り越えて私の手元に届いた「子供を伸ばす! 学校と家庭のiPad超活用術」。土にiPadをぶっ刺して授業のための撮影をするとPodcastで聞いたあの学校はどこの学校だろうとパラパラめくり、おそらくここだと思えるページを見つけたら、なんと市立小学校でした。驚きの公立学校。てっきり収入に余裕のある私立の学校だろうと思っていたのに、失礼をいたしました。

公立の学校でもそこまで思い切っているなんて。もちろん大丈夫なようにハードケースを使っているそうですが、それでも、大人なら土に刺したりはしません。

撮影を仕事にしているプロであれば、必要があればそういう使い方もするでしょうけれど、普通は少しでも壊れないようにと扱うはずです。一番安いiPadでも3万円以上するわけですからね。私の20代の頃の給料の3分の1以上ですよ。

これを通して、子どもたちは、こういうケースを使えばここまでしても壊れない、ということを学べるわけです。それはこれから先、将来の使い方にもきっと影響してきます。そのただ一点を取ってみても、子どもたちの発想の幅を広げる大きな一助になっています。

私には土に刺して撮影するなんてことは思いつかないわけですよ。せいぜい立てかける。それも、葉っぱをかき集めて少しでも土に接する部分が少なくなるようにします。それはそれで目的は達せられますが、撮るまでのステップが何手も増えてしまっています。そのステップを嫌って、ここでは撮らない、と判断することは少なくないはず。ほんの些細なことですが、それが後々、大きな大きな違いとなって現れるんです。これはもう分かりきっている未来です。

私たちの時代は私たちの時代で、学校では貴重な経験をいくつもさせてもらったと思っています。しかし、そうは思っても、今の子供たちが経験できることは、段違いに素晴らしいものだな、とどうしても思ってしまいます。

先生たちにとっても、今はなかなか大変でしょうが、授業の工夫の枠がグンと広がったのですから、きっとすぐに子供たちのために力の入った授業を展開してくれることでしょう。

うらやましいぜ、今の子たちよ。せいぜい勉強して、大人の度肝を抜かしてくれ。

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