書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お盆の案内を発送完了しました。そして忘れていた仕事。

昨夜、三つ折りまで完了させたお盆の案内を、今日封入しまして、無事に発送完了しました。

ちゃんと23時半に仕事を終えて、多分0時半ごろには寝たんですよ。「ああ、もう睡眠5時間確保に失敗している・・・」と思ったところまで覚えているので、それから間も無く寝たはず。睡眠記録はApple Watchが取ってくれてるので、iPhone見れば分かるんですけど、まあそこまで私の睡眠事情を明かさなくても(いまさら)

ただ、三つ折りまでで仕事を終わらせたため、封入を済まして郵便局に持ち込んだのが15時20分ぐらいでした。10分ぐらいだったかも。平日の最終の集配時間が15時30分。ポストがその時間なので、局内も同じ頃でしょう。普通同じ車でしょ?

数を数えてもらい、大半を区内特別郵便にしてもらって、精算となるのですが、清算が終わる前から区内特別のスタンプをバンバンと押し始めてくれました。

こちらの郵便局では局員さんが押してくれます。忙しい局だと自分で押すように促されるのですが、超田舎になると局員さんが代わりにやってくれます。本当にありがたい。宛名を印刷するようなものであれば区内特別郵便の表記も印刷できるのですが、窓付き封筒のため、印刷する必要がありません。別途プリンターでスタンプ部分だけ印刷することになります。(窓付き封筒によって、ページプリンターを通せるものと通せないものがありますので、印刷に使う機械には注意が必要。)

さすがにプロの仕事だけあって、速い速い。眺めている間に清算が完了して、よろしくお願いして私は帰ってきました。そこでふと思ったのですが、あれは今日の集配に間に合わせるための超特急モードだったのでは。あのペースなら間に合わないこともありませんが、しかし、受付から精算までをもスムーズに行いつつ、スタンプ作業も始めなきゃならないので、かなり負荷のかかるお仕事を押し付けてしまったような感覚があります。申し訳ない。

私としては、今日の発送には間に合わないと思って持ち込んだものですから・・・。でも、たとえそれをあらかじめ伝えたところで、あの方々は全力で対処してくれたんだろうなぁ。普段の仕事ぶりから、自信を持って推察できます。

何度でも言いたい。ありがとうございます。

さて、そうした仕事熱心な光景を見ながら帰宅した私は、ふとした思いつきで、ScanSnap経由でEvernoteに取り込んだものの、捨てずに保管してあった書類の整理を始めます。普通の書類は電子化してすぐに捨てるのですが、法要の差定(式次第)などは紙のまま取っておくこともあるのです。

不要になったものがないか時折点検するのですが、その中の一枚が私に衝撃をもたらしました。来月修行される近隣寺院の本堂落慶法要。大変おめでたいその法要の配役表です。

「司会:正太寺」

ああ。そうだった。司会を頼まれてたんだった。落慶法要の司会なんてやったことありません。やったことがあるのは、晋山結制と得度式。この二つは原稿があるのでドンとこないなのですが、落慶法要は初。つまり大半の法要については、司会をするとなったら初司会なのです。

原稿作らなきゃ。

頼りになる書籍があります。「曹洞宗 法要解説必携 改訂版」(大本山總持寺布教師会編)

大体この通りにしゃべっておけばOKというぐらい、現代にも通じる内容になってますので、この中に落慶法要の項があるのを見つけたときは本当に安堵しました。よかった。

ちなみに、改訂版ということは改訂される前の版もあるのですが、その最初の版の出版には、師匠も関わっていたようなのですよ。以前そんなことをチラッと聞いたことがあります。師匠が本山に修行に上がったのが昭和44年か45年。布教部にしばらくいて、その縁でか本山を降りた後も出版部と縁が続き、平成に入ってからもしばらくは月に一度出版部に通うということをしていました。

この正太寺を運営しながらよくそんなことしてられたなぁ、とつくづく思うのですが。

法要解説必携が出版されたのが昭和51年なので、出版部にどっぷり浸かっていた頃なのですよね。もちろん、内容は「布教師会編」となっていることから、本山布教師会の面々が注意深く練り上げたものでしょうが、それを本にまとめる仕事をおそらくしていたんだと思います。

そしてその成果が、50年近い時を超えて、弟子を助けることになったと。誰が言い出した事業かわかりませんが、ありがたいことです。その時に関わっていただいたすべての方々に、感謝。おかげで私は、その成果から啄むだけで司会原稿を完成させることができます・・・

あとはいくつか余分な喋りをぶっ込めば完璧だ。

6月に入ってからではとても司会原稿を考える余裕はありませんから、今のうちに思い出せてよかったです。それもまた、郵便局で熱心な仕事ぶりを見せつけてくれた局員さんたちのおかげかもしれません。あれがなければ、書類の整理などせず、一仕事終えたリラックスタイムに突入していたかもしれませんからね・・・

いろいろな縁のつながりを実感し、それらに感謝を捧げ続けたい、そんな一日となりました。もちろん、毎日生きているその瞬間が、いつも様々な縁のつながりの上に成り立っているわけですが、しかし、改めてそうした縁を実感できるというのは、とてもありがたく、楽しく、気持ちの良い瞬間なのです。

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