書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

電話攻撃の日

お寺さんに次々と電話をかけておりました。

晋山結制の日は朝が早いのですが、遠方から来ていただく方もいらっしゃいます。こういう場合は宿を提供するのが界隈の習慣となっています。そこで、全くもって私の主観ですが、遠方と思われる方々に宿泊確認の電話をかけまくりました。

お手紙で確認するのが丁寧なのでしょうけれど、親しくして頂いている方ばかりということで、久しぶりにお話もしてみたくて電話をしたのです。楽しかった。

すごく楽しかった。

宗務所に勤務していた時には週に何度もお坊さんに会う機会があったのに、今は週に一人も会わないことがしょっちゅうです。家族とでは仏教についての話も深くはなかなかできないし、住職として悩んだ時に気軽に相談する相手にも事欠いて。

そういう物足りない思いを埋めることはできませんが、お話し出来ただけで嬉しい時間でした。

晋山結制当日にはなかなかお話しする時間もありません。必要最低限の連絡事項ですら、届かないこともよくあります。それゆえに、晋山結制や本葬儀といった、責任者が法要に出ずっぱりで判断を仰げない時には、配役を受けた僧侶がその場その場で最適と考えた判断をしていくことになります。配役を受けるにはそうした覚悟が必要ですし、配役をお願いする以上、その判断を全面的に信頼し、もしその結果に何か問題があれば、判断をした方に迷惑がかからないようにうまく処理する責任があります。

そういう大前提の上で、皆さんには配役を受けていただいてますので、その信頼関係がどれほどのものであるかをお分かりいただけたらと思います。そして、そんな方々のお力で修行される晋山結制です。お檀家の皆様、そのうちに案内の手紙をお届けしますので、ぜひお越しください。

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