書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ライブ配信は半分成功、半分失敗

冷静に見れば、失敗、でしょうか。

開始から56分ぐらいで勝手に終了してました。iPad端末内への保存も失敗。YouTubeなのでそちらへの録画の保存は残りましたが、終了しちゃってちゃ困ります。

気がついて、ご祈祷を始める前には再開をしたのですが、この時も44分ほどで勝手に終了でした。ご祈祷が後30秒ぐらいでお経が終わる、というタイミング。申し込んでいただいた方の読み込みは配信されず、ということになりました。

最初のライブ配信は、予約配信機能を使って、あらかじめ檀家さんたちへURLを告知していました。そうすることで限定公開にできたのですが、再開したライブ配信を限定公開にすると、新しいURLを誰にも伝えられないため、誰にも見てもらえないことになります。(限定公開だと、URLを知っていれば視聴できるけれど、チャンネルや検索からでは辿り着けない)

元のライブ配信の概要欄に書き加えることもできますが、そこまでの時間は私には与えられていませんでした。ですので、パブリックなライブ配信として再開しました。

読み込みが配信されなかったのは、個人名が入らなくて良かったというべきか、聞きたかった方にとっては、いよいよこれから、というタイミングでしたから、残念な結果というべきか。

限定公開でのライブ配信は、URLの告知が難しいですね。どうしたものか。

途中で切れてしまった以外は開始時間が遅れた以外は順調に配信ができました。ただ、途中で切れてしまった原因の調査が非常に難しいです。原因が分かりません。一番疑わしいのはネットワークの安定度ですが、比較的安定している方だと思うんですけれどもねぇ・・・

iPadを有線で繋いでみるかな。ただひたすら配信にしておけば良いので、非公開ライブ配信で壁でも映しておきましょう。あとはFacebookでのライブ配信だとどうなるのか、とかも調べなくては。

次の機会はお盆ですね。こちらも初盆の方のお施主さんの名前が読み込まれたり、塔婆供養のお施主さんが読み込まれたりと個人名が出ますので、公開ライブには向いていません。なんとしても安定した限定公開ライブができるようにしなくては。

雨の中の弘法様の山開きでしたが、お世話人さんに頑張っていただいて、山の中へものぼり旗を立てていただきました。今年申し込んでもらったのぼり旗は、墨文字が雨にぬれてすぐに施主名が読めなくなるのを避けるため、晴れてから門前へ至る山道へ立てます。最悪の場合は私1人で。それまでは本堂内西側に立てかけてあります。60本以上ののぼり旗がぎっしりと。壮観な眺めです。

でも、いつまでこうしたお寺側の無理なお願いにお付き合いいただけるのか、心配はあります。カッパを着ているとはいえ、雨の中のことです。来年からは少し形を変え、山の中へ旗を立てることは無くなりますので、山開きについては無理なお願いをする機会というのはかなり減るとは思いますが、お寺の行事にお付き合いいただくことそのものが「無理なお願い」になる日も来るのではないかと。

そうならないように、信頼関係を崩さぬようにと心がけているつもりですが、どこまで心がけても不安が尽きません。若い頃は、信頼できる師匠がいて、その師匠に私と同じように信頼を向けている檀家さんを見てきました。だからこんな不安は一欠片もなかったのですが、いざ自分が住職としてその立場に立つと、自分が信頼されているだなんて、今度はその気持ちのほうが一欠片も持てないのです。

他の住職方はどうやって気持ちの整理をつけているのでしょうか。自分のするべきことをするだけだ、という気持ちだけで突き進めるのでしょうか。

そもそもこういうところで不安を感じている住職は信頼されないのでは、とかもうね、ぐるぐるぐるぐると気持ちがあまり良くない場所を回り続けるのです。

そんな中ではありますが、晋山結制に向けて、お役についていただくお寺さんに一堂に集まっていただく日取りを決めました。これからお手紙を作って、急ぎお知らせをしなくてはなりません。若い和尚さん方にはスマホを使っての連絡でも良いかなぁと思っていますが、目上の方にはお手紙がやはり適切でしょう。

そうだ。こうして晋山結制を修行することに多くのお檀家さんがすでに賛同してくださっているのだから、最低限の信頼は寄せてもらえているのでは。そう考えれば、今夜は穏やかな気持ちで眠れそうです。

名のある歴史上の和尚さん方も、こうして悩みながらお寺を運営していたのかなぁ。

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