昨日は雨の中、一昨年にあげていただいたのぼり旗を、弘法大師ミニ霊場を開いた山の中へ、お世話人さんのお力で立てていただきました。本当に感謝しかありません。住職1人でどうにかなる仕事ではありません。
(毎年山開きの日にのぼり旗とご祈祷の受付をしているのですが、昨年はコロナの影響で新規の受付を中止。それまでは新しくあげていただいた分を参道に1日だけ立て、一年前に参道に立てた分を山の中へ約一ヶ月間立ててきました。昨年は立てることも中止したので、一昨年分が山の中へ立てられずに保管されていたのです。 ですので良く見ると、お施主さんのお名前がすでに亡くなられた方であったりして、寂しい気持ちを掘り起こされたりもします。当然今までもそういうケースがあったのですが、今回は時間が空いた分だけ、そういう方が増えてしまいました。)
そして今日。昨日見た予報では1日を通して雨だったのですが、朝のうちに止んでしまい、10時ごろには日が差し始めました。 とても良い天気。
午前中の法事を終えた午後から、早速今年あげていただいたのぼり旗を立てる作業に入りました。大体70本ぐらい。2時間半かかって立て終えました。
すごく時間がかかったように思えますがね150分を70で割ったら、約2。一本あたり2分で立てたということになります。本堂に並べられていたのを外に運び出し、階段と坂道ばかりのところに立てたことを考えれば、かなりのハイペースだったと言えます。
見込みが甘い私は、当初は2時間もあれば終わるだろうと思っていましたけどもね。本当に甘かったですね。
階段上り下りが堪えまして、どうにもならずに昼寝をしました。10分?20分?良いタイミング電話が鳴って、おかげですっきりと目が覚めました。
夜になって濃いめのゴールドブレンドを飲んでいますが、いやー、おいしいですね。体を使うと働いた実感があります。昨日は変則ではあるものの無事に山開きを終えられた安堵感がありました。今日は、のぼり旗をちゃんと立てられた安堵感があります。
これで本当に、ちゃんと山開きができたことになります。
今年からは、今年あげていただいたのぼり旗を、4月の間は参道に立てたままにします。それで随分と旗が傷んでしまうので、来年山の中へ立てるということはしません。つまり、山の中へ旗を立てるのは今年が最後ということです。
参道はコンクリート舗装されていますし、のぼり旗も立てやすい。今年みたいに雨が降っても、お世話人さんがだいぶ安全に作業ができるようになります。最も、それは副次的なメリットであって、本当の理由は別のところにあるのですが。それはまた、機会があったらお話ししましょう。
ミヤマツツジも桜も、見頃を少し過ぎた時期となってきました。今後は、こののぼり旗が、お花に続く正太寺の風物詩になってくれたら良いなと思います。のぼり旗の数はお檀家さんの信心の強さの証ですからね。まさに寺檀力を合わせて正太寺をお飾りしているわけです。ありがたい。ありがたい。
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