書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

デジタル電話帳の整理をしている

檀家さんの名簿は大事な台帳ですので日頃からメンテナンスをしているのですが、スマホの「連絡先」アプリに入っている情報はしばらく更新をしていませんでした。

更新の内容は、名前の書き換え。法事を営むときに施主となる方のお名前を使って台帳を整備し、その内容に基づいて連絡先アプリにデータを入れています。ですから、亡くなられたりすると、書き換えの必要が出てきます。

が。

書き換えなくてもさほどの問題もないという事実が実はありまして。「この家の人」というのが分かれば良いのであり、さらに言えば、亡くなった方の名前の方が、パッと見でどこのお宅の方かすぐに判別がつくのです。

例えば息子さんの名前に台帳を書き換えたとして、スマホにも同じように変更を加えると、いざ電話をしようとした際に、名前が思い出せないという事態に陥ります。

これは深刻な問題で、一線を退いた師匠は、各お宅の後継の方の名前を把握しきれていません。でもお寺にいる以上、檀家さんのことはちゃんと知っていなくてはなりません。電話口ですぐに適切な対応が取れるように、着信時にどなたかからの電話か分かるようにあれこれ対策をしているのもそういう理由からです。

スマホの連絡先の名前を変更すると、着信通知に表示される名前も変わることになります。ですのでどの程度まで新しいお名前に更新をかけていくかは悩みどころ。

でも今回は、思い切って全て最新データに合わせました。数年前まで遡ってちゃんとメンテナンス。台帳データベースから抽出して連絡先アプリに読み込ませていたのですが、そのせいでそれ以前にあった情報との不整合も発生していました。これでだいぶスッキリ。

ただ、ちゃんとやるならば、先代さんの名前も括弧書きで含めておくといった方法もあります。美しくないですけれど。あまりにどなたかからの電話か分からないことが発生するようなら方針転換しましょう。

最近増えてきた問題に、お檀家さんからの電話が、携帯電話からかかってくることに起因する問題があります。電話帳に登録されているのは固定電話回線の番号なので、携帯電話からですとお名前が分からないんですよね。もちろん携帯電話からのお電話の場合はちゃんと名乗って下さることがほとんどですが、名乗ってもらっても分からないことが時々あるのです。

こういう時は焦ります。もちろん、分からないままではいけませんので、はっきり分かるまで確認をしますけれど。

MNPによるキャリア間の移動も違約金など必要なくできるようになりましたし、今後は一度取得した携帯電話番号をずっと使い続ける方が大半になると思うのですが、今まではしょっちゅう変わる方もいたと思います。ほんの数年前までは、2年経ったら新規に契約し直した方が電話機も新しくなって明らかにお得でしたからね。

今後は台帳にも履歴に残った携帯電話番号を記載していこうかと思っているのですが、これって個人情報保護法的にどうなのでしょうか。不正に取得したわけではないので大丈夫だとは思うのですが、こういうのもいちいち調べないとルールからはみ出しそうで厄介です。

電話番号周りのことは、もっと仕組みがすっきりしないかなぁ、と常々期待をしていますが、まだまだ複雑ですね。Google Voiceが日本でもサービスされるとまた一歩未来が近づくんですけれど。

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