書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

致命的ミス

暮れのおとき訪問に向けて、訪問日程を作りました。師匠が使い続けてきたフォーマットを捨て、エクセルで1から作り直したらだいぶ効率が上がり、毎年お盆と暮れの2回発生するこの作業が非常に楽になることが決定的になって幸せ。

見やすさでは師匠のフォーマットは素晴らしいのです。ぱっと見でその日だいたい何軒回るか、師匠と私のどちらがどのあたりを回るかまで分かります。お寺から連絡した日時では都合の悪い方は当然いらっしゃるわけで、変更の電話を受けた時のやりとりもスムーズでした。何より、おそらく30年ほど使っていることになるフォーマットです。手にも目にも馴染んでる。

ただ、ワープロソフトである一太郎を使って作られたそのフォーマットは、編集するには非常に面倒でした。どんな見た目であれ、基本的には「表」です。師匠のフォーマットもぱっと見には表に見えませんが、機能としては表です。表を扱うには、やはり表に特化したソフトを使う方がやりやすいわけです。

分かっていたけど今まで変えなかったのは、母が電話を受けた時に今までのフォーマットの方がやりやすいだろうという思いからでした。でもこれも妻が行うことも増えてくるはずで、妻のやりやすさにも合わせなくてはと思って、今回の変更に至ったのです。

一番の問題は、屋号でした。屋号というと都会の人はお店の名前とか企業名とかをイメージすると思いますが、入出においては普通の家でも屋号がついています。他の地域では屋号という表現ではないものかもしれませんが、使い方がお店の屋号とも一緒くたになっているので、屋号という表現が一番しっくりきます。

しかしその屋号、入出に長く暮らさないと覚えられません。3代ぐらい前の世帯主の名前が元だったり、何十年も前にやめてしまったお店の名前だったり、その時代から生きていれば扱うのは容易いですが、この地で43年暮らす私ですら覚えきれなかったり、そもそも初耳だったりするのです。

結婚してこの地にきた妻には当然ちんぷんかんぷん。

でも、覚えてしまえば屋号の方が分かりやすい面もあります。そのお宅が代替わりし、お寺の名簿の名前が変わっても、その名前を新たに覚え直さなくても屋号が分かれば家の特定ができます。今日作ったような訪問日程表にはとても相性が良く、部分的に屋号が使われています。

さらには、屋号ではなく先代、先先代の名前がそのまま使われていたりもします。これもまた、家の特定のためにはその方が都合が良いから。私が葬儀をするようになって以降、師匠ですら、代替わりしたお宅の新しい世帯主の名前が把握しきれずにいます。

新しい名前、以前の名前、屋号、どれもが必要。ですので、訪問日程表には、二種類の名前を併記することにしました。こうなるともう、師匠のフォーマットでは扱いきれなくなります。編集がいくらでも煩雑になってよければ不可能ではないですが、編集は簡単な方がミスも少ないですからねぇ・・・

そして出来上がった新しいフォーマットによる訪問日程表。とても単純な体裁ですが、まあまあ分かりやすく、編集はこの上なく容易。さらに日程をデータベースに転記して、そこから案内状を印刷。

印刷したら二つ穴付きの封筒に入れれば、宛名に加えて差出人も窓から顔を出すという塩梅。なのですが。

封筒が無い!

100枚もありませんでした。記憶では今回の発送分は在庫があったと思ったのですが・・・この二つ穴付きの封筒は意外に世の中に少なくて、私が見つけられたのは一社のみ。Amazonでの在庫はあったりなかったりで、今回はいつもの色が在庫無し。色が変わるとお寺からのお便りだと気づいてもらえずに即ゴミ箱行きという話も聞くので、なるべく色は変えたくない。

アスクルは在庫なし。でも今回初めてヨドバシカメラで在庫がありました。在庫ありの店舗があれば車で走りたかったですが、在庫があるのは大阪方面だけでしたので、撃沈。大人しく明後日の到着を待つこととします。本当は明日にも配りたかったのですが。

もう30分早く気づいていれば、明日到着の可能性もあったのですが、とはいえ午後からの到着なら明後日の配布になってしまうと思われるので、大差ないかな。明後日の午前中に届けば、午後から配って回れます。午前中に届くことを祈りましょう。

とりあえず、三つ折りして、いつでも封筒詰めできるようにしておいて、と。頑張るぞー

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