書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

払込取扱票にまつわる

正太寺御持会の会費請求に使うゆうちょ銀行の払込取扱票の残部がわずかになり、今年度分に足りないことが判明したので、あわてて請求をしに郵便局へ。窓口で請求書を出すと数日して郵送されてくる、だったと思います。

局内にも在庫はあるわけですが、あくまで窓口で記入するためのものなので、それを分けてもらうことは出来ません。急いでいるときは特に疑問しかわかないのですが、今ではそういうものだと納得しています。たぶん、局で配布をすることになったら、結構な量の在庫を抱えることになるのでしょう。入出は小さい村なので大量の請求はほとんどないでしょうが、そばに会社があったりするだけで事情が変わってきそうです。

ゆうちょ銀行の振替口座への払込があると、振替受払通知票が郵送されてきます。自分で出金しても同様です。通帳がない口座なので、お金の出入りを通知票の郵送で知らせてくれるんです。

電信払ではない、払込取扱票で入金されたものについては、取扱票のコピーも同封されてきます。郵便振替口座を扱ったことがない方はびっくりするかもしれませんが、あの票がそのまま届くんです。通信欄だけでなく、全部です。

私なんかは悪筆ですので、その事実を知ったときは恥ずかしかったです。それ以来、悪筆なりに丁寧書くようにしています。通信欄の内容がどうやって相手に届くのか、疑問を持ったことはあるんです。まさかコピーがそのまま届いているとは。

その振替受払通知票の郵送が、今年の4月から有料化されます。かわりにゆうちょ銀行のネットバンクであるゆうちょダイレクトからメールで通知が届き、見ることが出来ます。すでに数年前からサービスは始まっていたのですが、いよいよ電子化に梶を切ってきた、というわけです。

www.jp-bank.japanpost.jp

最初に有料化の案内が来たのが2018年だったと思います。長めの準備期間がありましたし、そこそこの規模の会社は電子化されていた方が便利でしょうから、大きな問題は起こらないとは思います。振替口座は利息の付かない口座ですが、マイナス金利のせいで少しでも経費を減らしたいのでしょう。紙代だけでもかなりのものでしょうしね。

ただ、正太寺ではワークフローを変えなくてはなりません。師匠が中身を確認して相手先の名前と入金額を封筒に記入して、それを頼りに私が帳簿を付けるという具合。師匠の仕事が自動消滅で、全部私がやることになります。近い将来どのみちそうなるのですから問題はないのですけど、師匠が寂しがらないかな、と。

会計帳簿としては、今までは届いた通知票を保管していたのですが、これからはどうなるんでしょう。証憑という認識ならばとにかく保管しなくちゃならないので、現行制度では印刷するしかありません。たしかそのうち電子保存でよくなるはずでしたけど、電子的に発行された証憑類の保管って、どうするんでしたっけ。

調べることが出てきてしまった。あの記事はどこで読んだんだっけか。えーと。