書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

一休さんの盆踊り

いつの時代からなのか、どこが発祥なのか、もろもろ不明ですが、ご本山總持寺では7月のお盆行事が終わった直後に盆踊り大会が開かれ、その中の一番の人気曲が「一休さん

Youtubeに山ほど動画が上がってますが、見やすい動画があったのでこちらをご参照ください。

www.youtube.com

コロナ禍では絶対やれないですね。切ない。

動画の説明にもありますが、一休さん臨済宗のお坊さんです。總持寺曹洞宗大本山です。これについて偉い様も誰も何も文句をつけないというのが、總持寺の不思議な自由さを表しています。修行は厳しいんですけれどね。7月に入ると集中修行期間がひと段落し、お盆のお経に修行僧も含めて飛び回るようになり、それが終わった後の盆踊り大会。企画や運営は、修行僧が取り仕切ることになっているんです。

力関係からすれば、上から潰してしまうことも簡単なはずだったのですが、なぜかそうならなかった。時の偉い様方に感謝です。

私の修行中には踊る係にはなれませんでした。運営中心部が一年目の修行僧の中から一方的に選抜するのですが(当然拒否権は無い)、体力も相当要求されるので、私が候補に上がる可能性はゼロでした。

でも警備の係りで、赤いピカピカ棒を振りながらずっと盆踊りの雰囲気を感じていました。修行中とはいえ、少しだけ解放されたような気がして、嬉しかったですね。そこで嬉しいと感じるようじゃ、修行がまだまだだったかもしれませんが。

子どもたちをいつかこの盆踊り大会に連れていきたいのです。今時盆踊りにこれだけの人数が老若男女問わずに集まるというのは、都市部といえどもなかなかお目にかかれません。そういう意味では日本10大盆踊り大会ぐらいには数えられそうにも思います。

子どもの頃に感じた盆踊りとはちょっと雰囲気が違いますが、大勢の人が集まって楽しむ姿を、見て、体感して欲しい。ちょっとした歌手のライブみたいな感じもありますしね。

もう一度、こうやって人がわんさか集まれる世界が来て欲しいですね。

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