書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

雨樋が詰まって蜂と目が合う

一昨日夜からの雨で、雨樋の詰まっている箇所が見つかりました。そこから雨樋があるのにそこを通らず、雨が滝のように。

今日は朝から天気が良かったので、さっそくつまりを解消するべく、屋根に上がります。

つまり箇所はすぐに判明しましたが、軽くいしみ一杯分は土と葉っぱがありました。いしみまでは持ってこなかったので、手持ちの道具でかき集め、最終的には手で運んで屋根の端から落とすのみ。屋根の中では低い場所であったものの、高いところは嫌いなので緊張しました。

しっかり作られた屋根、ちゃんとした瓦屋根、乗っていて落ちる心配は皆無なはずですが、そんなもの高いところが怖い人には関係ありません。とにかく怖い。そんな場所で、詰まったところから屋根の端まで何往復かするのはね、あまりしたくないことでしたよ。

それでも、せっかく屋根まで上がったので、他に詰まりはないかと点検して回りました。だいぶ落ち葉が溜まっている場所があって、その上がすぐ屋根になっているのですが、そういえば毎年ここに蜂の巣がつくられるよなぁ、なんてことを思い出して、今なら空だから落としておこうと近づいたんです。

かなり近づかないと蜂の巣が見えないので、ほぼ真下まで行ってふいっと上を向いたのですよ。蜂の巣まで80cmぐらいでしょうか。そこになぜかいました、蜂が。まだ早いよ、蜂が活動するほどあったかくないよ。

でもそいつは確かにそこで動いていました。あれは古い蜂の巣のはず。なぜそこにいるの?

まだまだこれから先です、女王蜂が新しい巣を探してウロウロし出すのは。今そこにいる蜂は、アシナガバチのはず。大きさも、働きバチのように思えます。比較対象がいないので分からないんですけれど。女王蜂はもう少し大きかったような。

働きバチって、冬を越すんでしたっけね。女王蜂だけだと理解していたのですが。

調べてみたら、女王蜂は冬眠から覚めると元の巣に一旦戻るんだそうですね。この作りかけの巣が元の巣だったの?それともここで冬眠していたの?

冬眠から覚めるのは4月下旬ぐらいのようですから、動いているように見えて、まだ眠っていたのかも。

などと悩んでいても仕方ありません。ここは人間の生活圏。居てもらっては困ります。ハチ用のジェット殺虫剤で退散願いました。ごめんよ。

蜂と目があったのか、それは定かではありませんが、私は目が合ったように感じました。あの距離です。気づかれていないわけもありません。将来的に害をなしかねない存在とはいえ、命を奪うのは忍びないものです。それも、せっかく目が合った間柄で。

言葉が通じれば、きっと多くの人間は、蜂にとって争うべき相手ではないのでしょうに。

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