書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ゴールデンウィーク?聞いたことないですね

4月初旬に立てた弘法様ののぼり旗を、一斉に下ろしました。山の中に立てた分を下ろすのはとても緊張するのですが、その緊張も幸い空振りに終わり、午前中に下ろす作業を終了。午後から竿と旗と分けて、片付けを完了しました。

緊張の原因は、ハチ。

ブンブンブンのかわいいミツバチではなくて、小さくてもアシナガバチクラス。

昔、雨風で丸まってしまった旗の中に、ぎっしりと蜂がいたことがあるのです。今思い出しても身震いします。よくあの時刺されなかったなぁ。

今ならスズメバチマグナムジェットを武器に抗うことができますが、その当時はキンチョールフマキラーぐらいしかありませんでした。あったとしても存在を知りませんでした。蜂の大群に対したら、人間なんてなんの抵抗力も持たない、か弱い存在です。逃げても捕まるし。

怖いですねー、蜂。スズメバチマグナムジェットがあっても、戦ってはダメですよ。ジェットタイプだけあってものすごい勢いで噴出しますが、その分噴霧時間は短いです。15秒ぐらい?その間に的確に蜂に浴びせられなければ、元気な奴らの餌食になるのです。

二刀流で準備して、逃げる時間を稼ぐ、というぐらいで良いのでは。駆除目的に使うのであれば、とにかく安全なところから。離れたところからでも届くようにという意味でのジェットですから、近づいては意味がありません。少しでも薬剤を吸い込んで仕舞えばいずれ力尽きます。ギリギリまで離れで、なおかつ肌を露出しないようにして、できればすぐに屋内に退避できる場所から。それぐらいの準備をして臨むべきです。

プロみたいなわけにはいきません。思うように噴霧できなくて逃げる時に足がもつれて転んだら。そういうケースまで考えて、無理をしないことが大切です。

実際のところ、師匠なんかはキンチョール時代から割と巣の近くまでいって吹きかけたり、火炎瓶見たいのを作って竹竿の先に縛り付け、その火で巣を焼くということもしてました。昔は道具が限られていましたし、生活圏に巣を造られてしまったらなんとか駆除しなければしょうがないわけです。

でも今は、良い殺虫剤がありますし、プロにも頼みやすいです。

山の中に旗を立てるのは今年が最後です。来年からは参道に立てることになります。山の中とは環境が違いますから、丸まった旗の中に蜂が入り込む危険性はかなり少なくなりました。

それが目的での変更ではないですが、結果的に安全度が高まりました。よかった。これからはもう少し安心して作業ができます。

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