書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

元日行持、滞りなく

朝6時より、元朝祈祷・祝祷諷経・略朝課・諸堂諷経。例年よりもだいぶ人数少なく、20名ほどでしたでしょうか。微妙な気持ちを表明するお手紙を読んで、お檀家さんそれぞれに判断していただいた結果、寂しくもなく、密でもない空間が出来上がりました。お参りに来ていただいた方も、今日を外して別の日を狙ってくださる方も、みなさんのそれぞれの心遣いにお礼を申し上げます。

さて、いつもは諸堂諷経でお墓場を回っている最中に初日が登るのですが、略朝課にしたため外に出るのが少し早まり、また雲が下の方に出ていたため、しばらく外で初日を待つ時間がありました。

寒かったけれど、滅多にできない経験でした。やはり正太寺から見る初日の出は、良い。みなさん、一度はお越しください。

ちなみに、湖西市の誇るバンドマン、松山トモジローさんの新年の挨拶、正太寺のすぐ前の浜名湖岸で撮影されています。ここで見るのもよし、お寺まで上がって見るのもよし、何年か通って、自分の推しスポットを探していただくのも楽しいと思います。


the南海オークスのブンチャカTV 松山トモジロー 新年のご挨拶

8時ごろまでに、歳徳さまの書初めを終え(師匠が)、梅湯を飲みながら家族で新年の挨拶をしました。全員5時から起きてますが、あけましておめでとうと言うのはこの時が初めてです。ここまで辿り着かないと、年が明けないのです。

その後、お雑煮を食べて、最高の気分。

9時、門前の弁財天で新年の御祈祷。参列者を絞って、少人数で参列をいただきました。この弁天さまは、お寺の境内地内に社殿があるものの、お寺の管理でもなく、お宮の管理でもなく、自治会の管理となっています。でもこうしたお祭りの際には氏子の皆さんが準備に出て、また御祈祷は正太寺に依頼をしてもらい、当日は自治会役員や地元の市議さんも出ていらして、村全体でお祀りしている感が強まります。

末長く、みなさんでお祀りしていただけたらと思います。

そして10時から、親族がLINEのグループビデオ通話で新年の顔合わせ。今回初の試みですが、いつもはなかなか来れない遠方の親族も参加できて、楽しいひと時となりました。一つのスマホに何人もが群がる形になりますので、会話はなかなか成立しないのですが、それはそれで面白く。ただ、LINEのビデオ通話機能だと、6カメラまでしか1画面に収まりません。今回は7カメラでしたので、いちいちスワイプしないと見ることができず、そこは不便でしたね。

LINEにもオンライン会議用の機能があります。そちらならこんな制限もないのでしょうが、年齢確認を済ませたアカウントでないと利用できないという、なかなかきつい制限があります。我が家にはそれをする手段がないので、利用できません。

他にもZoomが年末年始は制限時間を撤廃していたり、Google Meetは無償でフル機能を使える期間を延長していたり、Microsoft Teamsはまだトライアル期間なのかフル機能無償で使えたりしていますが、我が親族には少し敷居が高かったので今回は見送りました。

来年も同じ事態であることを想定して、今のうちに他のサービスを使えるように取り組んでいかないといけませんね。あとはマイクも欲しい。喋っている人が分かりやすくなるし。

お昼になったのを機に終了して、午後からは、何も予定のない時間を過ごしました。こんなゆったりした元日は初めての経験です。1時間以上昼寝しました。昨夜は珍しく6時間近く睡眠をとったのですが、それでも寝れちゃうものですね。もっと言うと、昼食を食べながら寝ていたんですけどね。赤ちゃんか。

さあ、正太寺のお正月はまだまだ続きます。引き続き、感染症対策に気を配りつつ、安全に行持を勤めてまいります。

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