書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

暮れのお経回りもあと2日半

来週の月曜日、午前中で完走です。その前の日曜日にはお稲荷様のおまつりがあります。今年はコロナ禍対応でお世話人さんだけに参列してもらいます。いつもはお札を取りに来て、そのまま昼食を食べていってもらうのですが、お世話人さんに各戸訪問して配ってもらいます。昼食は無し。ですので、炊き出しをしてもらう婦人部の役員さんの出番も無し。

食事へウィルスが入らないかどうか。集まった役員さんたちの間で感染が発生しないか。色々考えるととてもやれないと判断しました。春の弘法様のおまつりとは段違いに対策が難しいです。

しかし、これによって、お稲荷様ということで特別に発注していた油揚げを納入してくれている豆腐屋さんや、終了後に役員さんに配るお弁当を作ってくれていた料理屋さんにも影響が出てしまいます。金額的には数万円ですが、段々と自粛ムードが高まってきている中で、その数万円の売り上げを失うだけでなく、正太寺がおまつりをやめたからうちもうちも、というような連鎖反応でも起こると大変に申し訳ない。

この暮れも押し迫ってから、おまつりを行うお寺や神社はそんなに多くはないと思いますが。

でもコロナの感染爆発が起こるのもまた、大変に困ります。関係者は皆さん重症化率の高い年代です。油断はできません。

お経に回っていても、スーパーへ行くのも怖いよ、という声も聞きます。

入出のお年寄りはそうしてみんな気をつけているのに、カラオケ行ったり飲み屋で大声で話しちゃうお年寄りもいるんですから、その差がどこで生まれてくるのか、気になります。割合の問題なのかな。絶対数が少ないから、入出の人の行動は目立たないだけで。

コロナの患者ばかりで重症者用ベッドが埋まっていっているのに、それでもまだ、コロナは無いとか、マスクをみんなが外せば収束するとか、風邪と変わらないとか、そういう意見を持つ人がいるのが不思議です。事実だけを見ても、只事では無いことが起こっていると認識できると思うのですが。怖すぎて思考停止しているのでしょうか。

ホテル療養や自宅療養になる軽症でも、39度以上の発熱が10日間続くとか、味覚臭覚が失われて、一月経っても取らないとか、いくらでも恐ろしい事例が出てきます。その症状でも、軽症扱いで、今の状況だと入院なんてさせてもらえないでしょう。薬もないからひたすら症状が治るのを待つだけです。味覚臭覚も、どうしたら治るのかまだ分かっていませんから、治る時をひたすら待つしかありません。

赤ちゃんのいるご家庭だと、うんちの匂いが分からないから、おむつ交換のタイミングが全然分からないということになるそうです。そうなるとたびたび目視確認しかないですから、手間は増えます。意外なところでじわじわと生活を苦しくしてきます。

新型コロナは怖いです。でもちゃんと対策をしていれば、100%ではないのにしても、防ぐことができます。とにかくマスクと消毒。密を避ける。春から言われていることと一緒です。変わっていません。

しっかり対策して、元気に年越しをしましょうね。

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