書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

しばらくぶりの日記です

猛烈忙しく、日記を書くのを断念する日が続きました。以前なら無理して書いていたのですが、最近は暮れのおときが始まるタイミングでもあり、睡眠時間確保を優先しました。

今日もかなり忙しい部類の日ではありましたが、夜には時間が取れたので、久しぶりに日記を書いています。

日記を書けない間には、お世話人さんに集まってもらって稲荷様のお祭りと来月の初どきについての諸連絡とお願いをしました。みなさん快く引き受けてくださり、ホッとしました。その後には葬儀の準備があったり、プライベートで忙しい用事があったりと。

そうだね、今日は世話人会議の件を書こうね。

正太寺を支える檀家さんの中から、15人のお世話人さんを選出してもらっています。居住区域をベースに班わけがしてあるので、その班から一人ずつ出てもらう、という感じ。今のところ男性オンリー。

唐突ですが入出の自治会システムと対比すると、町内会長と同じようなシステムとなっています。

さらに、3人の総代さんをお世話人さんとは別に選出してもらい、各種行持には計18名の方が率先して協力をしてくれています。

世話人さんとは別に、婦人部組織もあります。女性と男性が分かれているというのが、昔ながらですよね。

婦人部には、檀家さんの中から奥さんが所属するという暗黙の了解があり、その中から役員さんを選出してもらっています。お世話人さん選出の基礎となる班とは若干異なる体系があるようで、お寺でも把握をしきれていません。

ですので、お寺基準の一つの班から、1人出てくれたり、3人出てくれたり、というような具合になっています。任期も2年〜3年と幅があります。そして、お世話人さんは一度やったら二度目はないのですが、婦人部の役員さんは何回でも回ってきます。

自治会の町内会長と婦人会との関係も似たようなもので、町内会長は一度しか回ってきませんが、婦人会は何回でも役員が回ってきます。

専業主婦が多かったから・・・という理由でもあればまだ分かるのですが、入出は漁師町。もしくは漁師でなければ農家、というぐらい、第一次産業の町なのです。漁師は夫婦で漁に出ます。畑や田んぼも夫婦で耕します。

つまり、昔から共働きの町なのです。

なんで女性ばかり、役が何回も回ってくるシステムだったんでしょうか。何事にもことの成り立ちというものはあるはずですが・・・

というわけで、正太寺では現在、婦人部役員さんのお仕事を減らそうという取り組みをしています。稲荷様のお祭りでは、お檀家さん各戸を回ってもらったり、当日に炊き出しをしてもらったりという担当をしてもらっていました。

コロナ禍で炊き出しを中止していましたが、食中毒の問題など他にも心配が多いので、私としては再開を断念しました。炊き出しをやめ、お弁当に切り替えています。

そして今年から、各戸めぐりをやめました。奉納米として千円ずつ預かってもらい、お祭り当日にご祈祷のお札を渡し、炊き出しのお料理の振る舞いをするという流れだったものを、奉納米の受付を当日にすることとし、その案内のお手紙をお世話人さんに郵便受け投函してもらうことにしました。

世話人さんの仕事が増えましたが、投函だけということもあってか嫌がる人は一人もおらず、快く引き受けてくれました。郵送か、自分で投函して回るか、悩んだ末のことだったのでとてもありがたかったです。

これで、婦人部の皆さんにお手伝いいただくのは、春の弘法様のお祭りの時だけとなりました。任期終わりにいつも発生する後任探しの苦労も、これで少しは軽減されることを期待しています。2年も3年もお手伝いしてもらった挙句に、後任が見つからずにさらに苦労をかけるなんていう、申し訳ない状況が続いていましたから。

檀家さんのお手伝いがないと、お寺の各種行持は成り立っていきません。あまり負担にならない範囲にとどめ、尚且つやりがいも感じられる内容を追求していけたらと考えています。

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