書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

物足りなさを感じながら、お盆二日目が終了

16日までかけてお檀家さん宅を練り歩く日々を送っています。二日目が無事に終了。

今年は濃厚接触にならないように滞在時間を減らす目的で、お経の後のお茶を、失礼ながらお断りしています。お茶をいただくために腰を落ち着けると、話す時間がどうしても長くなります。お茶をいただかない効果は覿面で、予定時間よりも早すぎる訪問になってしまいびっくりさせてしまうケースや、あまりに早いので時間潰しをしてから伺うケースも出ています。

時間指定で訪問するのは明日と13日だけのため、時間が早まるのを気にしながら行動するのも後少しですけれど、いつもは20分遅れとかで回っているため、お檀家さんにとっては差が激しいと感じられることでしょう。

法事に遅刻はしませんが、お盆のお経は時間通りに行けないことが結構頻繁なのです。申し訳ありません。

原因は先に挙げた通り、お茶をいただきながら話をしていて、それが長くなるから。私としてはお経は読まなくても話はしたい、というぐらいの意気込みで臨んでおります。お檀家さんと直接相対してお話しできる機会は滅多にありません。貴重なのです。

でも今年は、それが出来ません。お檀家さんと交流が出来ません。何か話したいことがあるかもしれないのに。いろいろお話しするうちに、思い切って話を切り出すという展開もないわけではありません。その可能性を最初から摘んでしまっているのです。非常に心苦しい。何の力にもなれないかもしれませんが、その一方で、口から出して人に聞いてもらうだけで解決してしまうこともあります。

せめて、私のお経を読む姿で、ご先祖様をご供養できているという実感を得てもらえていれば良いのですが。

大事な世間話ができない分、引き続きお経を読むただそれだけに、欠けることなく全力で取り組んで参ります。