書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

この世は無常とはいえ

訃報が飛び込んできました。69歳。まだ若い。

入出の外のお檀家さんのため、お経に伺うのはお盆の時のみ。つまり、ゆっくりお話しする時間があるのは、基本的には年に一度しかないことになります。

その短い時間の中で感じた人格。それは素晴らしいものでした。いつも気持ちがしゃんと伸びているようで、お話ししているとこちらが前向きにさせてもらえる。そんな方でした。

まさかこんな早くに。それしか頭に浮かびません。

私ですらこんな状態ですから、ご遺族のお気持ちを察するに、今すぐには何もできない我が身の無力さがいやになります。

菩提寺住職として、時間はかかりますが、ご遺族の気持ちに寄り添って、お勤めをしていこうと思います。

…最近、毎回の葬儀が辛いです。どなたが亡くなったとしても、一緒にお茶を飲みながら話した方ばかりになってしまいました…