書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

先週末、檀信徒研修会の参加費を送金したと、教区長さんのお一人にうかがっていました。記帳してみると、ふた教区から入金がありました。

さあ、仕事の開始です。

金額をチェックし、正しいことが確認出来たら領収証の発行を準備します。お寺さん向けの領収証です。檀信徒研修会は菩提寺を通して申込みをします。参加費を菩提寺へ渡す時に、受領証を発行していただいています。募集チラシの一部が受領証になるようにしてあるんです。

お檀家さんは受領証があるので良いのですが、問題はお寺さんです。住職が参加する際に、お寺発行の受領証があっても証憑としての効力がちょっと弱い。個人と法人の違いがあるとは言え、普通に考えたら、住職とお寺は同一視されておかしくないですから。発行者と受取人が同じではよろしくないわけです。

菩提寺の御住職は、お檀家さんから預かったお金を教区長さんに届けます。ここでは受領証の発行はありません。教区長さんの負担軽減と、ここで発行してもらうとなると宗務所側から予め受領証を用意しておかねばなりませんから、それを避けるためでもあります。宗務所の負担軽減ですね。

そして教区長さんは、全員分集まったら、宗務所の口座へ送金する、という手筈です。ここでは、ちゃんと記録が残りますから安心ですね。

というわけで、問題なのはお寺さんの領収証です。そこを解決するために、宗務所にて発行しています。これがまたけっこう手間がかかるのですが、これが私の役目ですから仕方ありません。

今日はいろいろあって準備しきれなかったので、次に出勤できる金曜日に発行する予定です。これが終わると、私はだいぶ気を抜くことが出来ます。