書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お経用にフェイスシールドを調達

お経を読む時にマスクをしていると、息継ぎに時間がかかるのと、腹筋にも普段よりも負担が増えているのを感じます。そして、季節が夏に近づくにつれ、マスクの内側が大変なことに。

これでは来月のお盆のお経で大変なことになると心配になって、フェイスシールドを調達しました。病院などへ優先的に調達がなされているのかと思いきや、Amazonで普通に売っていますね。たくさんある中、値段で選んでいたらレビューに不安なことが書かれていたので、日本製のものを探しました。

メーカーサイトはこちら。

www.curio-care.com

今見たら、色が選べるじゃないですか。ブルーを買いましたが、グレーの方がお仏壇の前で使うには似合っていたかも。今更仕方ないか。買い直せる価格ではありません。しかも、私が買ったのはAmazon経由なのですが、メーカーサイトから購入した方が割引がある!買う前に見たはずなのに、気づかなかった…

10枚セットということで、お盆の間だけならそんなにいらないかなとも思うのですが、耐久性も分かりませんし、届いてみたら草刈り用のフェイスカードとは違って思いの外ペラペラなので、ひょんなことで壊してしまう可能性もあります。師匠と二人で使いますから、安心して備えておくという意味ではちょうど良い数かもしれません。

梱包も丁寧で、安心して使えそうです。

フェイスシールドはその名の通り顔を守るためのもので、本来なら、マスクで覆い切れない眼などを通しての感染を防ぐ目的があると認識しています。ですが、お経を読む時に使うのは、その逆。私の飛沫がお経を読むことによって周囲に飛んでいかないようにするために使います。全く逆の使い方ですし、今回はマスクを外す代わりにフェイスシールドをつける前提になるので、これで完全に飛沫が飛ぶのを抑止できるわけではないと思います。結構覆われているのでよっぽど大丈夫だとは思うのですが、科学的に検証されているわけではない使い方だと思いますので、はっきりした事は分かりません。自分の飛沫を飛ばさないことに関して、マスクよりも効果が高いのであればいいのですけどね。誰か教えて。

というわけで、お盆のお経の際には、お仏壇に向かっていざお経を読み始める段階で、フェイスシールドをつけ、マスクを外す、という流れを考えています。読み終わったらすぐにマスクをつけて、それからフェイスシールドを外す、と。

仏壇やその周辺の仏具への飛沫の付着はそれなりに防げると思います。ウィルスそのものは防げなくても、飛沫に乗って飛んで行く分を防げれば、感染のリスクを大幅に下げられるでしょうから。

湖西市で感染者いまだゼロ人とはいえ、どこでどう私が拾ってしまうか分かりません。それをお檀家さんの間にばら撒くわけにはいきませんから、ここは神経の使い所です。

実はまだちょっと、フェイスシールドをつけてお経を読むことに心理的な抵抗(恥ずかしさ)があるのですが、使い始めればすぐに慣れると思います。きっと。きっと。きっと。

先人たちよ、心構えをご教示ください。