書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

坂東三十三観音巡り 第一回三日目

第一回の最終日となりました。早退する隣寺和尚をバスで千倉駅まで送り、そこから仕切り直しのスタートです。

途中、道の駅ならぬ道の港でお土産を買い込みつつ、目的の札所へ移動。その途中でさらに昼食もとります。本日最初の札所へ着く前に、昼食まで終わってしまうという移動距離。常に1時間は移動が挟まった西国の札所を思い出します。でも坂東も今後は最低でもこれぐらいは距離が開くという展開になるはずです。今までが密集していただけですから。

今回の三日間で13ヶ寺を回りました。残りは20ヶ寺ですが、二泊三日をまだ三回こなさなくては満願に到達出来ません。各札所間が離れていることが容易に想像できます。

二ヶ寺目に伺ったのは、笠森寺。日本で唯一の四方懸造(しほうかけづくり)で本堂が建っています。高い所が苦手な方には大変辛いお参りになるのですが、事前情報で怖がっていた方も含めて、全員がちゃんとお参りできました。観音様が少し背中を押してくださったんでしょうか。

三ヶ寺目をめぐり、あとは湖西まで戻すだけです。アクアラインを経由して東名高速道路に入り、SAで二度の休憩を挟んで一路湖西へ。到着は予定では21時半。最後のお寺を一時間ほど早く参拝し終えたので、20時半到着と予想されましたが、夕食の用意はありません。通常なら軽食を積み込む所ですが、今回はそれもせずに、みなさん自分でなんとかしていただくことにしました。軽食を頼んだつもりなのに、意外にガッツリとしたお弁当が出てくることが続いたので、そうなるとSAで好きなものを食べるということができないんですよね。

ですので今回は思い切って軽食を省きました。車内でその旨説明すると、みなんさ「それでいいよそれで」というような反応でして、ああ、良かったなと。みんな同じ気持ちだったんだな、と。

その分、SAでの休憩は少し長めに確保して、焦らずに帰路を進めました。三方原PAまで戻ってきたところで、運転手さんが交代。一日に走れる距離か時間の制限が確かあって、それを超えてしまわない為の措置なのです。でも、運転手さんも最後までご一緒できずに途中でバスを降りることが、とても残念だとお話しされていました。より安全なバス旅行のための制限ではあるものの…

そして今回の旅も無事に終わりました。次回は1年後の予定です。楽しみですね。ワクワクします。